御堂山の西国三十三観音

蒲郡市相楽町の御堂山には、西国三十三観音霊場を模した「写し西国三十三観音」の石仏が観音堂を中心に東西に祀られています。

『大塚・相楽ふるさと博物館』によると、この西国三十三観音の石仏は、昭和14年(1939年)に、観音堂の堂守だった鈴木豊作氏が、地元や旧宝飯郡の人々に呼びかけて建立されたものです。そのため、観音像の一部には賛同者の名前が刻まれていて、当時の信仰の広がりを伝えています。

三十三観音は、参道の東側から一番の如意輪観世音菩薩、西に向かって三十三番の十一面観世音菩薩まで並んでいます。当初の仏像と新しい仏像が並ぶ札所もあり、時代の流れを感じさせます。

参拝者は、相楽ヒメハルロード沿いにある入口から山側の一番札所へ。観音堂前を通り三十三番札所まで巡拝することができます。また、そのままヒメハルロードへ抜けることができます。

御堂山には、かつて三河七御堂の一つであった全福寺の跡があります。そして十一面観音像を祀る観音堂が現存しています。(堂宇は2024年に撤去されました。観音像の収蔵庫はあります。)熊野神社跡があり、弘法ボダイジュ、行基ボダイジュが並んでいます。また、一帯には御嶽講(おんたけこう)の行場や石像も点在します。

そうした地域の歴史と宗教観が交差する神聖な場所となっています。

西国三十三所 巡礼の旅

御堂山の西国三十三観音の画像

御堂山の西国三十三観音の地図・行き方

相楽町内から、御堂山観音堂手前ヒメハルロード沿い山側に参道入口があります(画像参照)。観音堂を中心に祀られているので、観音堂からのほうが分かりやすいと思います。


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