白山神社(豊岡) – 烏帽子峠からはじまりました
白山神社(豊岡)は、蒲郡市豊岡町の白山地区に静かに鎮座し、地域の鬼門除けとして歴史を刻んできました。
創始と遷座の経緯
白山神社(豊岡)は、平安時代後期の久安元年(1145年)頃、藤原俊成が三河国司を務めた際に、地域の鬼門除けの守護神として創建されたと伝えられています。境内の由緒によると、藤原俊成が竹谷・蒲形の庄を開発する際、竹島神社、大宮神社とともに、加賀の白山比咩命(しらやまひめのみこと)を勧請し、当地の鬼門除けの守護神としたのが始まりです。
この最初の鎮座地は、牧山町(現在の豊岡町)の烏帽子峠(えぼしとうげ)の西側と伝えられています。またここは「ヨボラ岩」とも呼ばれていました。現在も、この勧請地には白山大権現の鳥居が建ち、奥之院として篤く崇敬されています。参拝路は、国坂街道から続く市道国坂山林1号線沿い、大山桜の近くに登山道があります。
その後、現在の三河三谷駅北付近にあたる梶野森に小社を建て遥拝所としました。そして、万治2年(1659年)に現在の鎮座地へ遷座しました。梶野森の旧社跡には「大権現」の石碑を建てましたが、区画整理により権現公会堂に移されています。現在の「権現」という地名も白山大権現に由来しています。
白山大権現の石碑 – 三谷北通りに残る元遥拝所の証 – 蒲郡の旅
歴史的背景と地域の崇敬
戦国時代末期の天正10年(1582年)には、徳川家康も参詣したと伝えられます。また、江戸時代を通じて西牧野村の鎮守の杜として深く崇敬されました。
白山神社(豊岡)が、奥之院遥拝所になっています。また、八柱神社(旧牧山村村社)の遥拝所もあります。現在、白山神社(豊岡)は交通量の多い国坂街道沿いにあります。そして、県道を挟んで北側には市営白山住宅が建つ賑やかな場所です。しかし、高台にある境内は木々に囲まれ、清々しく厳かな空気が流れています。
- 御祭神 白山比咩命
- 例祭日 3月最終日曜日
白山神社(豊岡)の画像





