宗徳寺(三ヶ根大黒天) – 三河湾地震の遺構

宗徳寺は、愛知県蒲郡市一色町狭間(はざま)の、三ヶ根山と大石山の間に位置する日蓮宗の古刹です。文明14年(1482年)に創立された宗徳寺は、蒲郡市内において最も古い歴史を持つ日蓮宗寺院とされています。山号は圓妙山です。

宗徳寺の歴史的寺宝

宗徳寺には、多くの寺宝がありますが次の4つの重要な寺物が伝えられています。

1.宗祖御自作子安鬼子母尊神

日蓮上人の自作と伝えられます。また、九老僧(日朗の高弟9人)のひとりである日印上人の鑑定書が付いています。

2.日朝上人・日遠上人真筆の本尊(准宗宝)

身延山久遠寺の中興の祖とされる第11世・日朝上人、および第22世・日遠上人が直筆された本尊(十界大曼荼羅と推測)です。

3.養珠院殿お万の方 金糸一遍首題

徳川家康の側室で、紀州徳川家と水戸徳川家の家祖の生母である養珠院殿お万の方(日蓮宗信者)が、自ら金糸で刺繍した首題(法華経の題目)です。

4.鰐口(市重要文化財)

室町時代の作と伝えられる鰐口(わにぐち)には、応永6年(1399年)の刻銘があり、蒲郡市指定文化財です。

三ヶ根大黒天と三河湾地震の遺構

宗徳寺は「三ヶ根大黒天」の通称でも知られ、ウェブサイトのタイトルにも掲げられています。多くの参拝者を集めるこの大黒天は、地域の信仰の中心の一つです。

また、寺院の裏山には、蒲郡市指定天然記念物となっている「三河湾地震による地割れ」が当時のまま保存されています。これは、昭和20年(1945年)に発生した三河湾地震の生々しい痕跡であり、見学できるよう整備されています。

寺院は西側に駐車場があり、境内も明るく開放的な雰囲気で、歴史的な寺宝や貴重な自然遺構をゆったりと参拝・見学しやすい寺院です。

  • 寺号 円妙山 宗徳寺
  • 本尊
  • 宗派 日蓮宗
  • 創建 文明14年(1482年)真乗院日春上人
  • 本尊勧請様式 一塔両尊四士 拍手印

宗徳寺の画像

地図・行き方

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