安楽寺 – 久松俊勝と於大の方
2025年9月23日
安楽寺の歴史
安楽寺の歴史は、元中年間(1384年~1392年)にまでさかのぼります。『安楽寺縁起』によると、本寺である京都・円福寺の命を受けた宏山龍芸上人が、数十人の僧を連れて三河国へ下向し、本宿に法蔵寺を開きました。この時、龍芸上人の法弟であった昭邦浄観上人がこの地を訪れます。彼は「霊夢」によって、勧学院の別当和合院の本尊、阿弥陀如来像(安阿弥=快慶作と伝わる)の存在を知りました。そこで楠林に一宇を建て、この阿弥陀如来像を迎えます。龍芸上人を開山として、安楽往生の悲願を託し、寺の名を「安楽寺」と定めたのが始まりとされています。久松俊勝と於大の方との深い縁
安楽寺は、久松俊勝(徳川家康の義父)の菩提寺として有名です。境内には俊勝の宝筐印塔(ほうきょういんとう)があります。俊勝は天正15年(1587年)に岡崎城で亡くなり、崇心寺で荼毘に付された後、安楽寺に埋葬されました。俊勝の妻、すなわち徳川家康の生母である於大の方もまた、この頃に2年間ほど安楽寺で暮らしたと伝わります。出家して「伝通院」と称したのは、この時期のことです。(天正16年(1588年)に受戒したと言われます)。(於大の方といえば、NHK大河ドラマ『どうする家康』では松嶋菜々子さんが、また『徳川家康』では大竹しのぶさんが演じました。)火災からの復興
しかし、安楽寺は2015年10月25日、失火による火災に見舞われました。本堂、鐘突き堂、寝釈迦堂、位牌堂、庫裡の約1,500平方メートルが全焼しましたが、山門や塔頭は無事でした。その後、本堂は鉄筋コンクリート造りとして再建され、新しい姿に生まれ変わりました。- 寺号 楠林山 和合院 安楽寺
- 本尊 阿弥陀如来
- 宗派 浄土宗西山深草派
- 創建 応永15年(1408年)宏山龍芸
- 霊場
- 三河七福神(大黒天)
- 保内西国三十三か所 14番、15番、16番
安楽寺の画像
地図・行き方
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- 浄土宗西山深草派寺院名鑑 – 国立国会図書館
- 蒲郡町誌 – 国立国会図書館
- 安楽寺火災で市文化財4点行方不明 | 東日新聞
- 滝川元雄 編.(1996).『東三河の歴史 上巻』.郷土出版社.








