妙善院 – 癒しのスポットです
2025年9月14日
五井山(ごいさん)を山号とする妙善院は、真言宗醍醐派の寺院です。もとは豊川の加通にあり「妙善寺」と称していましたが、明治45年(1912年)、現在の五井町山田(通称:狐山)へと移転しました。
妙善院の歴史と移転
移転後しばらくは無住の状態でしたが、昭和初期に蒲郡ホテル(現:蒲郡クラシックホテル)から五井山をロープウェイで結ぶ観光開発計画が浮上。その一環として寺院が誘致され、真言宗の僧侶を迎えたことが現在の妙善院の始まりとされています。観光計画の名残として、今も「不動の滝」が伝えられています。
その後、開発計画は頓挫し、一時は無住となって自治体の管理下に置かれましたが、昭和28年(1953年)前後に前住職を迎え再興を果たしました。現在は二代目住職へと引き継がれています。(昭和15年ごろ当時の住職は相良の寺院へ、子息は豊川の西明寺に移ったと伝わります。
密教色の濃い寺院
広い山中に建立された境内からは、三河湾や蒲郡市内を一望できます。そして妙善院は、お護摩祈祷や不動の滝での行場、火渡りの行場などがあり、密教色の濃い寺院です。
地域では「五井の弘法さん」とも呼ばれ、毎年10月の第3日曜日に行われる火祭りでは、火渡りの行に参加できます。また、滝行も体験可能です(滝行は有料です)。
登山ルート上の癒やしスポット
妙善院は、五井山登山のルート上にある寺院でもあります。そのため、境内のベンチやテーブルを利用し、景色を楽しみながら休憩する登山者も多く見られます。
ここは、森羅万象の力、そして山岳霊場の精気を感じさせる場所です。(なお、このルート上では最後のトイレです)
- 寺号 加通山 妙善院
- 本尊 不動明王
- 宗派 真言宗醍醐派
- 創建 不詳
- 霊場









参考文献
- 五井山妙善寺Instagram
- 五井町文化財調査委員会編.『五井の歩き方』.三恵社.2023年
- 新訂三河国宝飯郡誌 – 国立国会図書館デジタルコレクション
