松島地蔵・奇跡の生還と数奇な運命 – 西浦町松島

西浦町には、初代と二代目、二体の「松島地蔵」が祀られています。現在、松島の島上に鎮座する二代目地蔵は、高さ約1.5メートル。蓮華座に座り、錫杖と宝珠を携えたスマートな顔立ちで、西浦半島の突端から三河湾の安全を静かに見守っています。

震災による流出と二代目の建立

初代地蔵は嘉永年間、地元の漁師たちによって建立されましたが、安政元年(1854年)の安政大地震による津波で海へと流されてしまいました。その後、地蔵を惜しむ人々によって、ありし日の姿に似せて新たに造られたのが現在の二代目地蔵です。

奇跡の生還と「石割りの松」伝説

流された初代地蔵は、後に奇跡的に漁網にかかり、海中から引き上げられました。バラバラの状態で見つかったものの、左手だけはついに発見されませんでした。その失われた左手は、パームビーチに立つ「石割りの松」になったという伝説が今も語り継がれています。数奇な運命を辿り大光院に安置された初代と、島に立つ二代目。二体の地蔵は、西浦の歴史と信仰の深さを物語っています。

報告書(1854 安政東海地震・安政南海地震) : 防災情報のページ – 内閣府

松島地蔵の画像

場所・行き方

松島は、西浦半島から伸びる松島突堤とつながっています。西浦公共駐車場からもすぐの場所にあります。さらに、パームビーチから橋田鼻遊歩道、そして松島遊歩道と連続した散策路になっています。

また、松島のマツは「蒲郡の名木50選」です。


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