国坂の大山桜

蒲郡市豊岡町の国坂峠からとよおか湖へと続く林道国坂1号線沿いに、五井山頂からもその花が見えたという巨樹、「国坂の大山桜」が佇んでいます。

幹周り3.7メートルを誇るこの大山桜は、近年は樹勢の衰えが目立ち、現在は枯死した状態にあります。しかし、その立ち姿は今なお圧倒的です。太い幹や枝ぶりには、かつて春の山肌を桃色に染め上げた主(ぬし)としての、威風堂々たる風格が宿っています。(蒲郡山友会の調査では、2013年ごろから枯れた枝が多く樹勢が悪くなっているという報告があります。)

老木に寄り添う若木たち

主の命が尽きようとも、その周囲には生命の輝きが絶えることはありません。現在は老木を囲むように山桜の若木が育ち、春には静かに花を咲かせ、往年の勇姿に寄り添うように寄り添っています。

国坂峠一帯は、もともと山桜の多い地域です。春、蒲郡駅から望む山々が桜のベールに包まれるとき、その景色の中には今も大山桜が守り続けてきた山の息吹が、脈々と受け継がれています。

国坂の大山桜の画像

地図・ルート

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