鳳来寺

悠久の歴史を刻む「鳳来寺」:家康誕生の伝説と源頼朝ゆかりの古刹

愛知県新城市に位置する鳳来寺は、大宝2年(702年)に利修仙人が開山したと伝わる名刹です。鎌倉時代には源頼朝の命により三河七御堂の一つとして再建されました。また、戦国時代には徳川家康の母・於大の方が子授けを祈願し家康を授かったという、深い歴史を誇ります。

紅葉に染まる表参道と「十二支像」の道標

今回は、風情ある表参道の三ノ門から石段を目指しました。道中、石段までの1200メートルの間には100メートル毎に「十二支像」が建てられています。これが歩みを進める目安となります。

また、芭蕉や山頭火らが鳳来寺の情景を詠んだ句碑・歌碑が点在し、訪れる者の目を楽しませてくれます。

荘厳な建築と自然の生命力「仁王門と傘スギ」

参道の見どころは、徳川家光公によって建立された国指定重要文化財の「仁王門」です。美しい彫刻が施された楼門の先には、樹齢800年を誇る「傘スギ」がそびえ立ちます。芭蕉も詠んだこの巨木は、新日本名木百選にも選ばれており、その圧倒的な存在感に圧倒されます。

煙巌山の山号を冠する祈りの聖地

江戸時代には21を数えた僧坊も、現在は松高院と医王院を残すのみとなりました。山号の「煙巌山(えんがんざん)」は、利修仙人が護摩を修めた巌窟の煙に由来します。また、杉の木から彫り出された仙人自作と言われる薬師如来を本尊としています。

鳳来寺の僧坊・祈りの道鳳来寺参道には、多くの僧坊が立ち並んでいた祈りの道でした。『鳳来寺山の歴史』(1983年刊)や『鳳来寺山内之図』によれば、仁王門から順に、藤本院、不動院、医王院といった数々の院…
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鳳来寺の僧坊・祈りの道

秋の彩り:紅葉の名所として

11月の鳳来寺は、参道から境内、さらには鳳来寺山パークウェイ沿いに至るまで、見事な紅葉に包まれます。トレッキングやパークウェイ経由での参拝など、四季折々の表情を見せるこの山は、何度訪れても新しい発見に満ちています。

鳳来寺山の歴史 : 寺と戦国武将 (長篠戦史資料編 ; その7). 国立国会図書館デジタルコレクション

木枯らしに岩吹きとがる(紅葉2012年)木枯に岩吹きとがる杉間かな(芭蕉) 蕉翁最後の東下の旅の途中、元禄四年(1691)閏10月23日新城在住の太田白雪に案内され、鳳来寺山に来た時に詠んだ句だ。 雨上がりの朝、ボ…
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木枯らしに岩吹きとがる(紅葉2012年)

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