蒲形公園
蒲郡市役所の北側、御幸町の閑静な住宅街に広がる「蒲形(かまがた)公園」。0.69ヘクタールというゆとりある敷地を持ち、隣接する専覚寺の静謐な空気と相まって、街の中心部にありながらどこか神秘的な雰囲気を漂わせている公園です。
歴史の深層:「蒲形の庄」から現代へ
「蒲形」という名は、鎌倉時代の史書『吾妻鏡』にもその名が見えるほど古く、かつては現在の蒲郡市中央部を指す広大な地名でした。
合併と発展
明治22年に蒲形村と西ノ郡村が合併して「蒲郡村」が誕生。その歴史の継承者であるこの地域は、昭和47年から始まった「緑町土地区画整理事業」によって現代的な街並みへと整備されました。
記念碑「ふれあい」と「樹下に和合す」
園内には、2つの記念碑があります。「ふれあい」は、昭和62年の事業完了を記念して建立されました。また、「樹下に和合す」は、蒲郡造園業協同組合の創立15周年記念植樹を記録するものです。多くの人々の協力によって、市内の公園が整備され、そして景観が築かれました。
蒲形公園・彫像「ふれあい」 – 緑町区画整理を伝える「絆の門」
「魔女公園」の正体と小人の帽子
この公園は、正式名称よりも「魔女公園」という愛称で広く市民に親しまれています。
「石の山」の正体
その由来は、園内に鎮座するコンクリート製遊具「石の山」にあります。実はこの造形、公式には「小人の帽子」をモチーフにしたもの。
魔女のシルエット
尖った帽子、大きく開いた口、そして伸ばした手の不思議なフォルムが、いつしか子どもたちの想像力の中で「魔女」へと姿を変えたのでしょう。そのシュールな造形は、訪れる人を不思議な魔法の世界へと誘います。
三層のエリアが織りなす調和
園内は「遊具エリア」と「グランドエリア」が明快に分けられた3層構造になっています。
新旧遊具の競演
歴史ある「石の山」に向かい合うように最新の複合遊具が設置されており、新旧のプレイスカルプチャーが共存しています。
豊かな森のような空間
年月を経て大きく育った樹木が、遊具たちを優しく包み込んでいます。自然の緑と個性的な遊具が調和したその姿は、まさに街の中に出現した「魔法の森」のようです。
- トイレ 男女別 小便器2、洋式
- 遊具 石の山(魔女の山)、複合遊具、ブランコ、鉄棒、砂場
- 面積 0.69ヘクタール
- 自販機あり、蒲形公民館に隣接
「区画整理事業」蒲郡市三十年史 – 国立国会図書館デジタルコレクション
「明治十五年各村地名表」蒲郡市誌 資料編 – 国立国会図書館デジタルコレクション
蒲形公園の画像





