弥生公園 – 蒲郡の公園

三谷町弥生の閑静な住宅街に佇む「弥生公園」。昭和35年に「弥生児童公園」として産声を上げ、昭和51年に街区公園へと昇格した「51年組」のなかでも、特に深い歴史の地層を感じさせる公園です。

砂場を彩る「51年組」の具象遊具たち

弥生公園の最大の見どころは、砂場に集う愛らしいコンクリート製のアニマル遊具たちです。

  • 青い象:公園の主役としてどっしりと構える、51年組の定番遊具。
  • 赤いウサギともぐら:鮮やかな色彩に塗り直され、今も子供たちの空想の旅を支えています。

これらの抽象的で温かみのある造形は、昭和の公園が持っていた「遊びの彫刻空間」としての魅力を今に伝えています。

刻まれた歴史:「漁信」と「織信」

なかでも特別な存在感を放つのが「カメ」の遊具です。そしてその背には、かつての三谷の活気を支えた二つの文字が刻まれています。

  • 「漁信」:かつての三谷漁港の心臓部であった「漁協信用事業(現・JFマリンバンク)」。
  • 「織信」:三河織物の黄金期を支えた「三河織物信用組合(現・三河信用組合)」。

これらは単なる遊具の装飾ではなく、開園当時、三谷の地場産業を支えた二大金融機関から「地域の宝である子供たちへ」と贈られた寄付の証であると考えられます。

三谷の誇りを次世代へつなぐ場所

海(漁業)の「漁信」と、陸(織物)の「織信」。三谷を支えた両輪が一つの遊具に名を連ねている事実は、この公園が地域の共同体によっていかに大切に育まれてきたかを物語っています。住宅街の静かな公園は、実は三谷の産業史が息づく、小さな「歴史博物館」でもあります。

  • トイレ 現在改装中です(2026年3月から、車いす対応、オストメイト対応になる予定)
  • 遊具 すべり台、ブランコ、鉄棒、コンクリート製アニマルズ、ロッキンパッピー
  • 面積 0.17ヘクタール

弥生公園の画像

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