勝川常夜燈

勝川(かつかわ)常夜燈は、愛知県蒲郡市大塚町下永尾の平坂街道沿いにあります。大塚町の平坂(へいさか)街道沿いには、火伏せの神として知られる秋葉山信仰に基づく常夜燈が、大門中島西島、勝川、十能(じゅうのう)の5基現存しています。これらの常夜燈は、今も街道沿いに美しい姿を見せています。

勝川常夜燈には、「秋葉山 文化七年十一月吉日 村内安全」の銘が刻まれています。文化7年(1810年)の建立であり、町内にある常夜燈の中では、十能(1791年建立)に次いで歴史があります。

勝川常夜燈も、大塚町の常夜燈の特徴である、大規模な石積みの基壇(亀甲積)によって四方の壁全体が支えられている構造をしています。また、上部基壇へと登る階段も備えています。

基壇の上部には、灯籠(常夜燈)と秋葉神社の小さな社が祀られており、祭壇または小さな境内のような役割を果たしています。

この常夜燈は、西側にある神明社や、東側の側道にある庚申堂(こうしんどう)、三十三観音堂への道を示す道標としての機能も果たしていました。そして、昔も今も、旅人や道行く人々の目を楽しませ、安全を見守り続けています。

勝川常夜燈の画像

大塚町の平坂街道沿いの秋葉山常夜燈の建立年は次のようになっています。(東から)

ちなみに、星越峠を越して三谷町へと入ると、少しだけ年代が下ります。天白神社の秋葉山常夜燈は1804年(文化元年)、秋葉社(中区)は1803年(享和3年)です。蒲郡市内の多くが、三谷地区と同じ享和、文化年間の建立になっています。

参考文献 『大塚・相良ふるさと博物館』

街道常夜灯(高さ)
愛知県歴史の道調査報告書 9 (平坂街道) – 国立国会図書館

地図・行き方

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