竹谷白山社 – 雀が森にありました

竹谷白山社は、蒲郡市竹谷町今御堂の山中に静かに鎮座する歴史ある神社です。その創建は極めて古く、保元元年(1156年)にまでさかのぼります。

社伝によれば、この年に三河国の国司であった藤原俊成公が「加賀国より勧請して、竹谷の里・千壇雀が森に一社を建てる」と記されています。

遷座の歴史と城主の崇敬

その後、社殿は明応8年(1499年)の大津波によって壊れてしまいました。しかし、幸いにも無事だった御神体は、現在の高台に遷されたと伝えられています。

以来、竹谷白山社は竹谷城主代々から篤い崇敬を受けました。特に、永禄4年(1561年)に松平信光、慶長元年(1596年)に松平家清、そして寛政6年(1794年)には松平家清らが社殿を造営・修復した記録が棟札に残されています。

参道と社殿の配置

竹谷白山社の参道は、JR三河塩津駅の北側から始まり、途中に浄夢院があります。山頂へ向かう鳥居をくぐり、石段を上ると拝殿のある境内(下の境内)に到着します。

神殿は、この拝殿からさらに奥の山中に位置しています。南側の坂道を上ってたどり着く神殿の境内は、石垣が組まれた一段高い場所にあり、入口に柵が設けられ、立ち入りが制限されています。神殿自体は大きくありませんが、威厳のある立派な造りをしています。

この神殿の配置は、大津波で流壊した歴史を教訓とし、御神体をより高い位置へ守り上げた結果と考えられます。

竹谷白山社からの眺望

神殿のある高台からの眺望は特に素晴らしく、『神社を中心としたる宝飯郡誌』にも「前面一帯洋々たる三河湾の眺望を控え、海洋金波銀波を呈する」と称賛されるほどの美しい景観が広がっています。

愛知県神社名鑑 – 国立国会図書館

  • 御祭神 白山比咩命(しらやまひめのみこと)
  • 例祭日 4月第2日曜日

竹谷白山社の画像

地図・行き方

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