八幡神社のムクロジ – 蒲郡の名木50選 16 – 五井町
2025年9月4日
「八幡神社のムクロジ」は、蒲郡市五井町の「はちまんセンター」玄関前にあります。また、市内で唯一「蒲郡の名木50選」に指定されているムクロジの木です。
ムクロジは、果皮に含まれるサポニンという成分が石鹸の役割を果たすため、古くは洗髪や洗濯に重宝されてきました。海外でも「ソープナッツ」の名で親しまれています。また、漢字で「無患子」と書くその実は、羽根つきの玉や数珠の材料としても馴染み深いものです。
薬効と人々の願い
実の皮は「延命皮」という生薬になり、気管支の病や去痰に効くとされるほか、花の煎液は目の薬としても使われたといいます。まさに、人々の健康と暮らしに密着した木でした。
時代を伝える名木
晩夏の頃、境内の地面には熟した実がこぼれ、中からは艶やかな黒い種が顔をのぞかせます。現代ではこの実で髪を洗ったり、羽根つきを楽しんだりする光景は少なくなりました。しかし、ムクロジは今もその場所に立ち、かつての知恵や暮らしの風景を静かに伝え続けています。
はちまんセンターの前には、このムクロジと桜の老木が並び立っています。大木ということと、葉が大きいので、たいへん心地よい日陰を作り出していました。
八幡社(五井) – 安達盛長が再建しました – 蒲郡の旅
長泉寺 – 三河七御堂の一角です – 蒲郡の旅
八幡神社のムクロジの画像









蒲郡の名木50選マップ
まちまんセンターは、八幡神社と長泉寺の間にあります。
