月読神社のヤマモモ – 蒲郡の名木50選 14 – 平田町
2025年9月4日
蒲郡市平田町にある月読(つきよみ)神社。その拝殿に向かって右側には、社殿の2倍ほどの高さを誇る立派なヤマモモがそびえ立っています。この木は「蒲郡の名木50選」の一つで、すらりとした美しい樹形が特徴の雄株です。
一方、拝殿の左側には対になるように雌株が植えられています。そして6月頃には多くの赤い実をつけます。また、春には雄雌揃って花を咲かせ、境内に季節の訪れを告げています。
流転の神様と村人の絆
この神社には、不思議な歴史が刻まれています。かつて清田町にあり「眞清田大明神」と呼ばれていた頃、大洪水によってご神体が平田村まで流されてしまいました。平田の人々はそのご神体を大切に守り、清田へとお還ししたという温かなエピソードが伝わっています。
その後、大正2年(1913年)に合祀を経て現在の「月読神社」となりました。清田の古地図に記された神社の跡地を辿れば、流された神様を受け入れ、再び繋がった村人たちの奇跡の物語が浮かび上がってきます。
寄り添い立つヤマモモの姿は、そんな歴史の記憶を静かに見守っているようです。
- 樹種 ヤマモモ(ヤマモモ科)
- 幹周 3.32メートル
- 根回 4.20メートル
月読神社のヤマモモの画像






