蒲郡高校のクス – 蒲郡の名木50選 24 – 上本町
2025年9月4日
蒲郡高校の正門正面には、学校のシンボルである立派なクスノキが立っています。正面からは一本の大きな幹に見えますが、南側に回ると二股に分かれており、非常に美しく整った樹形をしています。
大正時代から続く歴史の証人
この蒲郡高校のクスの根元には「大禮記念(たいれいきねん)」と刻まれた碑があります。これは1915年(大正4年)、大正天皇の即位の礼を記念して植樹されたものです。
前身となる「宝飯郡西部農学校」がこの地に校舎を新築移転した翌年に植えられたこの木は、以来110年以上にわたり、この場所で若者たちの成長を見守り続けてきました。
多くの思い出が詰まった学び舎の象徴
その後、裁縫女学校との統合を経て現在の蒲郡高校となり、1971年には定時制も併設されました。メジャーリーガーの千賀滉大投手をはじめ、全日制・定時制を問わず、ここで学んだ多くの卒業生にとって、このクスノキは忘れがたい「母校の記憶」そのものです。
開校当時の面影を今に伝える記念樹は、これからも蒲高生の歩みを静かに見守り続けていくことでしょう。
- 樹種 クスノキ(クスノキ科)
- 幹周 2.46メートル(太幹)2.42メートル(細幹)
- 根回 4.57メートル
蒲郡高校のクスの画像



蒲郡高校の歴史は次のようになります。(「新制」として高校名が変わった時期を、1948年(昭和23年)としました)
- 1912年(明治45年) 蒲郡町立裁縫女学校設立
- 1916年(大正5年) 蒲郡町旧廓に校舎を新築、移転(現在のJA辺り)
- 1930年(昭和5年)蒲郡町立蒲郡実科高等女学校として開校(女学校令)
- 1931年(昭和6年) 蒲南東側に校舎を新築、移転
- 1943年(昭和18年) 蒲郡高等女学校と改称(中学校令)
- 1948年(昭和23年) 蒲郡町立蒲郡高等学校
- 1948年(昭和23年) 9月愛知県立蒲郡高等学校(統合)
- 1913年(大正2年) 宝飯郡立西部農学校(蒲南の一部を仮校舎として開校)
- 1914年(大正3年) 現在の場所へ校舎を新築、移転
- 1915年(大正4年) 宝飯郡立西部実業学校
- 1919年(大正8年) 宝飯郡西部実業学校と改称
- 1920年(大正9年) 宝飯郡実業学校と改称
- 1924年( 大正13年)愛知県蒲郡農学校と改称
- 1948年(昭和23年) 愛知県立蒲郡農業高等学校
- 1948年(昭和23年) 9月愛知県立蒲郡高等学校(統合)
