清田の大クス – 蒲郡の名木50選 – 清田町

蒲郡市清田町にそびえる「清田の大クス」は、樹齢1,000年を超えると伝わる国の天然記念物です。愛知県内最大のクスノキであり、映画『クスノキの番人』とのコラボレーションによって、今や全国的にもその名が知られています。

圧倒的な生命力と「聖老人」の気配

遠目からも際立つ巨躯ですが、間近に立つとその圧倒的な大きさに言葉を失います。そして、ごわごわとした樹皮や風に揺れる葉音には、単なる美しさを超え、ある種の「怖さ」すら内包した威厳が漂います。

詩人・山尾三省の「聖老人」の一節「ごわごわとしたその肌に手を触れると/遠く深い神聖の気が沁み込んでくる」と表現した感覚。まさにこの大クスも、遠い記憶を宿した聖なる老人のような佇まいを見せています。

歴史と守り抜く人々

かつてこの一帯は「樹海のようであった」ほどのクスノキ林だったと伝えられます。また、大クスの足元には八幡社が祀られていました。昭和4年(1929年)の国指定を機に石山神社に合祀されました。

現在、「清田の大クス愛好会」の手によって、この尊い命は大切に守り継がれています。 (清田の大クス愛好会 – 蒲郡市博物館

  • 樹種 クスノキ(クスノキ科)
  • 幹周 14.30メートル
  • 根回 13.60メートル

清田の大クスの画像

『クスノキの番人』あらすじ

不当な理由で解雇され、挙句に逮捕されてしまった青年・玲斗(れいと)。彼に救いの手を差し伸べたのは、一度も会ったことのない叔母の千舟(ちふね)でした。

釈放の条件として千舟が玲斗に命じたのは、ある神社にある巨大なクスノキの「番人」を務めること。そのクスノキには不思議な伝承がありました。

蒲郡の名木50選マップ

Googleマップ 清田の大クス

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