妙厳寺 – 酒井忠次の妹
2025年10月2日
妙厳寺(みょうごんじ)は、形原町周辺で専称寺(せんしょうじ)と並んで建つ、真宗大谷派の寺院です。
妙厳寺は、松平庄右衛門清直(まつだいらしょうえもんきよなお)が、自身の生母・妙厳院(みょうごんいん)の菩提を弔うために建立したと伝えられています。開山には、安城市の本證寺から釈祐順和尚を迎えたとされます。
その生母は、酒井雅楽頭(うたのかみ)正親(まさちか)の娘にあたります。酒井正親の子が、徳川四天王の一人である酒井忠次です(NHK大河ドラマ『どうする家康』では大森南朋さんが演じました)。
妙厳寺(母の菩提寺)と真如寺(家の菩提寺)
清直が形原の領主となって以降、形原領松平家の菩提寺は、もともと真如寺でした。妙厳寺はその後、元和7年(1621年)に黒印(こくいん)10石を幕府から与えられています。
膳塚(ぜんづか)の伝説
また、妙厳寺には「膳塚の伝説」が残されています。『膳塚 蒲郡のむかしのはなし』によると、家宝の膳を借金の形(かた)に取られた庄九郎(しょうくろう)が、その心労で亡くなってしまいます。
庄九郎は妙厳寺に葬られ、塚がつくって供養されました。この塚に向かって「膳を貸してください」とお願いすると、翌日には膳が出てきたそうです。しかし、借りた膳を壊したまま塚に返した者がいたため、それ以来、お願いしても膳は出てこなくなったと伝えられています。
- 寺号 宝珠山 妙厳寺
- 本尊 阿弥陀如来
- 宗派 真宗大谷派
- 創建 元和5年(1619)祐順和尚
- 霊場
妙厳寺の画像






地図・行き方
山門側(東)と墓地側(北)に駐車場があります。(経路 山門側)(経路 墓地側)
参考文献
