実相院 – 行基開山と伝えらる古刹です
2025年10月2日
実相院(じっそういん)は、正式名称を「行基山 実相院 長福寺」といい、形原町東上松に位置する浄土宗西山深草派の寺院です。
創建と再興の歴史
山号の行基山が示す通り、行基菩薩によって創建されたと伝えられています。また、『浄土宗西山深草派寺院名鑑』には、「(行基菩薩が)山林を拓き小堂を結び、自作の三尊を安置し給ひしに創る」と記されています。
しばらく荒廃していた時代がありました。しかし、永正7年(1510年)に「行基山 実相院 長福寺」として再興・開山されました。この開山和尚である暁誉宗玄は、松平光重の四男である実長(さねなが)であったと言われ、真如寺二世の誉月和尚について得度したと伝えられています。
本堂には、行基作かどうかは不明ですが、阿弥陀三尊像が安置されています。そして、このうち二体は室町時代の作とされており、長い歴史を物語っています。
実相院境内と信仰の対象
実相院の境内には、千手観音を祀る観音堂と、芭蕉天神(ばしょうてんじん)の社が並んで建っています。
この芭蕉天神は、寛政9年(1797年)に静岡県富士宮市内房(GoogleMap)から勧請されたものです。祭神は、後醍醐天皇の右大臣・久我長道(くがながみち)と、長道が深く敬っていた菅原道真の二柱です。現在の天神社の社殿は、明治32年(1899年)に再建されたものです。
- 寺号 行基山 実相寺 長福寺
- 本尊 阿弥陀如来
- 宗派 浄土宗西山深草派
- 創建 永世7年(1510)
- 霊場
- 三河新四国第55番、第56番札所
- 三河海岸大師第2番札所
- (旧)三河新四国第3番札所
実相院の画像









地図・行き方
温泉街道(県道322号線)に寺標柱があります。そしてその少し西浦寄りに1台分の駐車場があります。また、境内にも駐車場があります。境内に行くには、形原寄りの横断歩道のある交差点を北へ、そして一本目を左折です。ただ、境内への道路はたいへん狭いです。
参考文献
