小江神社 – 小江、社口、薬師林の神社が合祀されました

小江神社は、蒲郡市神明町、蒲郡駅近くに静かに鎮座する神社です。

社名の由来と地域の歴史

「小江(こえ)」はかつての地名です。明治21年(1888年)の「市制及町村制」に基づき、翌1889年に新井形、府相、小江、蒲郡の5か村が合併して蒲郡村が誕生しました。その後、蒲郡町、さらには周囲の村を編入して拡大していきました。ただ「蒲郡町小江」という地名は残っていました。しかし、1966年に現在の町名に整理され、「小江」の地名は廃止されました。

地名としては消えましたが、神社の名や道路を挟んで建つ小江公民館として、この土地への地元の人々の強い思いとともにその名が残されています。また、この地域はかつての天王社の名残で「天王区」とも呼ばれています。

時代 地名に関する主な出来事

  • 文久3年(1863年/幕末) :蒲郡地域は27か村あり、小江村の石高は189石で、松平与次郎領と記録されています。
  • 1889年(明治22年) :新井形、府相、小江、蒲郡の5か村が合併し蒲郡村が誕生。
  • 1966年(昭和41年) :「小江」の地名が廃止され、現行の町名に整理。

小江神社の成り立ち

境内の「小江神社三社合祀記念碑」によると、現在の鎮座地周辺(小江町岡井戸)には、明和8年(1771年)に再建されたと伝わる古い神社、素盞嗚神社(王子社)がありました。

また、小江町社口(蒲郡市元町周辺)に、藤原俊成公の勧請と伝わる、猿田彦命を祭神とする、尺地神社がありました。

そして、小江町薬師林(薬師林神号周辺)に、八幡社がありました。

この三社が、昭和38年(1963年)9月4日に、小江神社として合祀されることになりました。

地域に伝わる歴史と文化

昔、この地域には小さな入江があり、委空寺の前まで塩田であったと伝わっています。

また、「大島や 小島がさきの 仏嶋 すずめの森に 恋の松原」という歌に詠まれた「恋の松原」は「小江の松原」を指すと言われています。この歌の「すずめの森」は、蒲郡駅南口「涼みが杜 藤原俊成伝承地」であるとされています。

小江神社は、蒲郡駅北口からすぐの場所にあります。そして、地域の歴史と人々の信仰が色濃く残る場所です。

「小江村地図」蒲郡市誌 本編 – 国立国会図書館

  • 御祭神 素盞嗚命 猿田彦命
  • 例祭日 7月第3日曜日

小江神社の画像

小江神社の地図・行き方


愛知県神社名鑑 – 国立国会図書館
蒲郡市誌 本編 – 国立国会図書館
神社を中心としたる宝飯郡史 – 国立国会図書館

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