立信寺:深草円空立信上人の開基と河原屋仏 2026年5月19日 豊川の旅 東名高速道路と名鉄名古屋本線、そして国道1号線が交差する交通の要衝。その喧騒を背にするように、山裾に静かに佇むのが立信寺(りゅうしんじ)です。かつて名鉄や国道が開通する以前は、旧東海道に立つ立信寺常夜[…] 続きを読む
山の息吹と木の温もりに癒やされる、宮路山・展望休憩所の魅力 2026年5月18日 豊川の旅 豊川市の宮路山(宮地山)を歩む登山道には、豊かな自然と調和した美しい木造の休憩所が佇んでいます。そして、ハイカーたちの心と身体を優しく包み込むこれらの施設は、ただの休息の場に留まらず、山歩きの魅力をさ[…] 続きを読む
宮路山:歴史の旅人が見つめた三河湾の絶景 2026年5月16日 豊川の旅 豊川市(旧宝飯郡音羽町)に象徴的にそびえる宮路山。愛知県から「宮路町」の名を提案されるほど地域に深く根ざしたこの山は、古来より多くの貴人が足跡を残し、和歌に詠まれてきた歴史の山です。 皇族たちの足跡と[…] 続きを読む
浄瑠璃姫の腰かけ岩と猿岩:悲恋の影を宿す豊川市長沢町の古道 2026年5月16日 豊川の旅 豊川市長沢町の静かな山道、子渡井の枡井戸を挟んだ斜面には、源義経を慕い続けた女性の哀しい伝承が息づいています。現代でこそ静寂に包まれていますが、ここは古来、宮路山を経由して赤坂方面へと抜ける東西の交通[…] 続きを読む
子渡井の枡井戸:聖徳太子の喉を潤した清冽な泉 2026年5月15日 豊川の旅 豊川市長沢町小土井の静かな山間に、古くから語り継がれる聖徳太子ゆかりの湧き水があります。かつての街道沿いに位置する「子渡井(こどい)の枡井戸」は、今も変わらぬ清らかな水を湛え、往時の情景を現代に伝えて[…] 続きを読む
フロの下の猪垣:静かなる闘いの跡と人々の矜持 2026年5月14日 豊川の旅 豊川市長沢町小沢、登屋ヶ根城(鳥屋ヶ根城)の南側に位置する小沢川沿いの地域は「フロの下」と呼ばれています。この地には、江戸時代の農民たちが野生動物との死闘の末に築き上げた、力強い石垣の遺構が今も姿を留[…] 続きを読む
慶忠院:廃寺の跡に漂う祈りの残影 2026年5月14日 豊川の旅 豊川市長沢町、かつて兵どもが夢の跡である登屋ヶ根城の麓には、慶忠院という名の寺院が静かに時を刻んでいました。現在は更地となったその場所には、失われたからこそ感じられる、歴史の深い精神性が漂っています。[…] 続きを読む
時の積層を語る古城、豊川市・登屋ヶ根城跡に刻まれた興亡の記憶 2026年5月13日 豊川の旅 豊川市長沢町の小高い丘に佇む登屋ヶ根城跡(関口城・番場城)。現在は静寂に包まれていますが、その地名には幾重にも重なる歴史の断片が秘められています。 鎌倉から室町へ、城主たちの移ろい この城の起源には諸[…] 続きを読む
志香須賀の渡しと柏木浜:小坂井町に眠る古代東海道の記憶 2026年4月14日 豊川の旅 志香須賀(しかすが)の渡しとは、かつて東海道の三河国に存在し、多くの都人に詠まれた伝説的な歌枕(名所)です。平安時代の紀行文『更級日記』や『枕草子』にも登場するこの渡しは、現在の豊川下流域を横断する東[…] 続きを読む
力寿の墓・上臈石:悲恋の記憶を刻む長福寺 2026年4月1日 豊川の旅 貴族エリートから名僧「寂照」へ:大江定基の転身 平安時代中期の貴族であり文人としても名高かった大江定基。大学頭などを歴任するエリート家系に生まれた彼は、980年頃に三河守として赴任します。そこで出会っ[…] 続きを読む