自転車置場の朝(41日目の1) 2008年11月28日 四国遍路 迷故三界城 雨だった。国分駅の自転車置場の朝。5時10分に目がさめた。それからいつものようにパッキングをした。屋根があるおかげで、寝袋もマットも濡れなくてすんだ。屋根のあることの幸せ。 6時00分出発。雨は小降りになっていた。そして[…] 続きを読む
雨の日の野宿、八十番国分寺(40日目の3) 2008年11月27日 四国遍路 迷故三界城 雨の中を八十番札所国分寺に着いたのは16時20分だった。山門をくぐり境内に入ると、雨は小降りになった。そして止んだ。その夜は降り続けた雨なのだけれど、ボクが国分寺にいる時と国分駅に行ってしばらくの間、1時間ほど止んでいた[…] 続きを読む
溟濛、冥界(40日目の2) 2008年11月27日 四国遍路 迷故三界城 溟濛(めいもう)は、曇っていて暗い様子を意味する言葉です。小雨が降ったり曇ったりして、うす暗くぼんやりしている、ちょうどこの日のような風景… 10寺35分に道隆寺を出発して、11時前には丸亀市街地に入った。丸亀城見える商[…] 続きを読む
弘法大師生誕の地へ(40日目の1) 2008年11月27日 四国遍路 迷故三界城 4時30分に起きた。前夜の天気予報では午後から雨だった。少し早目に出発しようとは思っていた。 買っておいたカップスープやコーヒーとパンの朝食。パッキングをしてもまだ出発するのには早すぎる時間。甲山寺まで打ち戻って、そして[…] 続きを読む
白藤大師、通夜堂にて(38日目の3) 2008年11月25日 四国遍路 迷故三界城 白藤大師に到着すると、その通夜堂に荷物を下ろした。そして少し横になった。畳の上に身体を預けるのは久しぶりのことだった。何日ぶりだろうかと思い出していた。「清滝寺の通夜堂、津呂の遍路小屋の一畳ベッドが最後か」と呟いた。15[…] 続きを読む
雲辺寺で菩薩に逢う(38日目の2) 2008年11月25日 四国遍路 迷故三界城 雲辺寺の登りは厳しかった。涅槃に入る前の苦しみなのかもしれない。そしてその雲辺寺で菩薩に逢う… 12時に佐野道ルート、国道192号線から徳島自動車道の高速高架下にいた。それからその急な登りを終えて六十六番札所雲辺寺に着い[…] 続きを読む
遍路のモラル(37日目の3) 2008年11月24日 四国遍路 迷故三界城 遍路のモラルについて問題化されることがある。この日の戸川公園で宿泊が禁止されたのは、ある遍路が地元の子供に買い物を頼んだということが原因ということを後で聞いた。子供に命令したのか、同意してのことだったのかは分からない。し[…] 続きを読む
石鎚山駅の一夜(36日目の4) 2008年11月23日 四国遍路 迷故三界城 前神寺を17時に出発したボクはすぐ近くにある石鎚温泉に行った。宿泊もできる温泉施設だ。温泉に入った。そしてそこで夕食を食べた。 (石鎚温泉にて) *国道11号線、石鎚山駅ちかくにあった石鎚温泉は現在閉鎖されています。近く[…] 続きを読む