尾崎翁と鉢地トンネル:悲願の峠に刻まれた執念 2026年6月10日 蒲郡の旅 鉢地トンネルの入口に立つと、高さ2.5メートルにも及ぶ巨石が、今も威風堂々とした姿で旅人を迎えてくれます。そこに刻まれているのは、「明治三十六年蒲郡町尾崎市右衛門翁始めて鉢地坂開墾の必要を説き」という[…] 続きを読む
清田の陣の山:陣の山公園が語る歴史の興亡 2026年6月9日 蒲郡の旅 清田町の街並みを見下ろす高台、現在は清田受水場・配水場が置かれている一帯は、かつて「陣の山公園」として親しまれた場所でした。大正12年(1923年)に開園し、豊かな緑と眺望で人々に愛されたこの公園は、[…] 続きを読む
古墳が放浪者の住家:華やぎの跡の石室が明かす「新箱根」の哀歓 2026年6月9日 蒲郡の旅 鉢地峠を貫くトンネルが開通した昭和8年。当時としては画期的だった未舗装の峠道は、いつしか「新箱根」と呼ばれ、新たな観光のメッカとして産声を上げました。かつて瓦葺きの東屋から始まった新箱根展望台は、昭和[…] 続きを読む
静里村沿革碑:三つの村が紡いだ絆の記憶 2026年5月4日 蒲郡の旅 蒲郡市清田町の北部公民館玄関前。そこに、明治から昭和にかけての激動の時代、この地に確かに存在した一つの「村」の歴史を刻む、静里村(しずさとむら)沿革碑が静かに佇んでいます。 明治の合併が生んだ「静里村[…] 続きを読む
鵜殿坂:戦国の激闘を伝える通学路、上ノ郷城落城の悲劇が眠る 2026年5月3日 蒲郡の旅 北部小学校と安楽寺の間に位置する、一見どこにでもある穏やかな坂道。地元の人々はここを「鵜殿坂(うどのざか)」と呼んでいます。毎日子どもたちの元気な声が響くこの場所は、かつて三河の命運を分けた戦国時代の[…] 続きを読む
権現山古墳・市内最古の「横穴式石室」 2026年2月15日 蒲郡の旅 権現山古墳は、蒲郡市清田町木森に位置する6世紀中頃(古墳時代後期)に築かれた古墳です。最大の特徴は、一般的な横穴式石室とは異なる「竪穴系横口式石室」という珍しい構造にあります。そして、市内では最古の横[…] 続きを読む
クスノキの番人 2026年2月3日 蒲郡の旅 映画のあらすじ:祈りと記憶の物語 映画『クスノキの番人』は、不当な理由で解雇され、挙句に逮捕されてしまった青年・玲斗(れいと)。彼に救いの手を差し伸べたのは、一度も会ったことのない叔母の千舟(ちふね)[…] 続きを読む
石像観音堂 2026年1月23日 蒲郡の旅 蒲郡市清田町の県道73号線沿いに佇む石像観音堂は、保内西国三十三所観音霊場の第20番札所です。かつてこの辺りが桑畑だった頃から、地域を見守り続けてきました。 現在はコンクリート製の堂宇に安置されていま[…] 続きを読む
枯木堂 2026年1月22日 蒲郡の旅 蒲郡市清田町に位置する枯木堂(かれきどう)は、保内西国三十三観音霊場の第19番札所です。かつてこの地を開墾した際、観音様のような岩の下から泉が湧き出たといいます。その水のおかげで、瑠璃のように輝く清い[…] 続きを読む
蒲形堂(村中堂)・蒲形の観音さん 2026年1月21日 蒲郡の旅 「蒲形堂」は、保内西国三十三観音霊場の第九番札所です。石造如意輪観世音菩薩を本尊とし、かつては蒲郡市御幸町の専覚寺山門前に鎮座していました。もともと蒲形の地にあったことから、「蒲形の観音さん」として親[…] 続きを読む