銀杏ちりしく(31日目の2) 2008年11月18日 四国遍路 迷故三界城 「銀杏ちりしく」44番札所大宝寺に14時10分到着。黄色い海、銀杏の葉が敷き詰められていた。檀家さんだろう女性ふたり、その海を櫓を漕ぐように箒を左右に動かし前へと進んでいた。確かに海のようだった。内子からの山の旅がそう思[…] 続きを読む
御厨人窟、室戸(11日目の2) 2008年10月29日 四国遍路 迷故三界城 御厨人窟は弘法大師空海の修行の地だ。 かれが室戸の先端にせまり、ついに最御崎の岩盤に立ったときには、もはや天空にいる思いがしたであろう。(…)この巌頭に立てば風は岩肌をえぐるようにして吹き、それからのがれるためには後方の[…] 続きを読む
野宿1日目、眠れる場所のある幸せ(1日目の3) 2008年10月19日 四国遍路 迷故三界城 260円、所要時間21分、それが板東-徳島間の距離なのだ。そのわずか260円の距離を3日かけて歩く。もちろん札所を巡るので遠回りになるのだけれど、21分の距離を3日かける、時間を逆行するような行為こそが、遍路なのだと思う[…] 続きを読む