御厨人窟、室戸(11日目の2) 2008年10月29日 四国遍路 迷故三界城 御厨人窟は弘法大師空海の修行の地だ。 かれが室戸の先端にせまり、ついに最御崎の岩盤に立ったときには、もはや天空にいる思いがしたであろう。(…)この巌頭に立てば風は岩肌をえぐるようにして吹き、それからのがれるためには後方の[…] 続きを読む
室戸、そして転げ落ちて朝が始まった(11日目の1) 2008年10月29日 四国遍路 迷故三界城 室戸の朝は、ベンチから転げ落ちて目がさめた。バス停のベンチの幅は身体の幅とほとんど同じだった。身体半分動いたら60センチ下の地面にそのまま落ちるというベッドだった。寝袋の中に入っている肢体は何の防御もできなかった。手は反[…] 続きを読む