盆が来たとて 人生が二度あれば 2024年8月13日 菜時記 盆が来たとてなに嬉しかろう…。 母親が盆には帰らないのか、と言ったその盆の日がやってきた。その時ボクは「涼しくなったら」とか「電車が混んでるから」とか応えた… なんとなくだけれど、盆帰りや正月の帰省、そんな感覚を失ってい[…] 続きを読む
移住と移動、別府市の運転手不足解消策を考えてみた 2024年2月5日 隠遁記 移住と移動、移住して移動サービスを行う。その試み、別府市のタクシー不足解消のための県外からの移住支援策は、2名が移住し1名が内定したそうだ。 別府市の運転手不足解消策、県外から2人移住 反響に手応え、待遇などで課題も &[…] 続きを読む
16歳のボクたち 2024年1月25日 隠遁記 16歳のボクたちのことを思い出している。昨日は亡くなった友人の葬儀だった。ボクは、その時間に酒を飲んだ。そして、泣いた。 ずいぶんと長い間、音信不通だった。よくあることなんだろうけれど、ボクが地元を離れたことが原因なのだ[…] 続きを読む
鰤 2023年12月30日 隠遁記 鰤が届く。 姉が正月用にと毎年送ってくれる。九州の鰤は美味しい。そして、故郷のあの海の香りが(きっと気のせいだろうけれど)する。鰤が届くと、いよいよ年の瀬だなあ、となる。良いことがなかったとしても、こうして暖かい部屋で眠[…] 続きを読む
クリスマスイブ 2023年12月24日 隠遁記 クリスマスイブだ。サンタは今晩やって来る。そしてケーキやご馳走も今晩食べる。子供の頃、ケーキは生クリームではなかった。おそらく、今ほど発達していなかった流通機能がそうさせたのだろう。ボクの住んでいた九州の集落では、ケーキ[…] 続きを読む
幸福の話 2023年12月21日 隠遁記 幸福の話をした。今、ボクがこうしていることが、幸福かどうかは別にして、ボクの心をなぐさめているのか?そして、幸福かどうかというよりも、居心地が良いか、この時間が心を慰撫するのか、と考える。この無常庵で、沈黙していること、[…] 続きを読む
目黒のさんま、九州のさんま 2013年9月23日 タクシー物語 『目黒のさんま』は落語のネタ。目黒に鷹狩りに来た殿様が、当時安い魚とされていたさんまを初めて食べることから始まる噺…。 子供の頃、食卓に秋刀魚が上ることはなかった。秋刀魚がなくとも海辺の街の市場にはそこで捕れた魚が溢れて[…] 続きを読む
九州吹き戻し 2011年5月23日 タクシー物語 雨…。 世間とは隔離された車の中。雨の日のドライブが好きな人は、きっと、こんな世界を好きな人なんだろうなあ、なんて考えている。雨の日じゃなくても、ドライブが好きな人、あるいは車の中が好きな人ってのは、弧絶した空間が好きな[…] 続きを読む