加藤紀隆奉納の石灯篭:蒲郡の礎を築いた一族の記憶 2026年5月2日 蒲郡の旅 三谷町七舗に鎮座する八剣神社。その境内に、元禄の華やかな文化が落ち着きを見せ始めた時代を物語る一基の石灯篭が立っています。表面には「八劔宮御廣前石燈籠」「三州宝飯郡三谷村加藤紀隆」「宝永巳丑年正月吉日[…] 続きを読む
杜氏の碑:酒神の技を継承した名杜氏・鈴木種蔵翁 2026年5月2日 蒲郡の旅 三谷町二舗、松葉区の住宅街に佇む誓祐寺。その境内に、かつて日本の酒造り文化の一翼を担い、遠く遠州の地でその名を馳せた名職人を顕彰する「杜氏の碑(鈴木種蔵翁寿碑)」が静かに立っています。 若き志を胸に、[…] 続きを読む
煉瓦造りの気品漂う、国指定文化財「北区山車蔵」の様式美 2026年5月1日 蒲郡の旅 三谷町七舗の街並みに、ひときわ異彩を放つ重厚な建物があります。それが、大正10年(1921年)に建てられた北区山車蔵(やまぐら)です。全国的にも数少ない貴重な山車格納施設として、国の登録有形文化財にも[…] 続きを読む
三谷・弘法山の「子安弘法大師像」:願いと奇跡 2026年4月30日 蒲郡の旅 蒲郡市三谷町の山頂から、穏やかな三河湾を慈しみ深く見守る子安弘法大師像。高さ約30メートルという圧倒的な規模を誇るこの像は、昭和10年(1935年)の建設当時、「東洋一」と称えられました。現在は隣接す[…] 続きを読む
伊能忠敬の測量の碑:日本地図の礎を築いた蒲郡での歩み 2026年4月29日 蒲郡の旅 江戸時代、日本全国を歩いて精密な地図を作り上げた伊能忠敬。彼が三河の地を訪れたのは、第4次測量にあたる享和3年(1803年)のことでした。春の暖かな日差しの中、湖西から始まった測量は、渥美半島や豊橋を[…] 続きを読む
三谷港の恩人と戦争の記憶を刻む「水野嘉七翁」の台座 2026年4月29日 蒲郡の旅 三谷町の若宮公園南側に、重厚な石垣で組まれた美しい基壇が佇んでいます。一見すると古い記念碑のようですが、そこにはかつて、三谷港の近代化に命を懸けた恩人、水野嘉七氏の銅像が誇らしげに立っていました。現在[…] 続きを読む
三河湾を見守る不屈の象徴、三谷町「乃木山」の乃木大将像 2026年4月28日 蒲郡の旅 三谷町の小高い丘に立つ乃木大将の像。現在は「乃木山」として親しまれているこの地は、かつて鳶欠鼻(とびかけはな)と呼ばれ、また、石仏が並ぶことから弘法山とも称されていました。大正時代、紆余曲折を経てこの[…] 続きを読む
星越峠の碑:峠に刻まれた別離の情景、連歌師・宗牧が歩んだ道 2026年4月28日 蒲郡の旅 三谷町と大塚町を繋ぐ星越峠。現在は国道247号線バイパスが山を切り裂くように走り、かつての峠道は人や自転車がようやく通れるほどの静かな小径として残るのみです。しかし、明治期に海岸沿いの県道が切り拓かれ[…] 続きを読む
三河大島:救済の島から「ナメクジウオ」眠る無人の楽園へ 2026年3月3日 蒲郡の旅 江戸の「救済の島」と近代海水浴場の誕生 三河湾に浮かぶ無人島・三河大島は、古くから三谷村(現・三谷町)の人々と深い関わりを持ってきました。嘉永4年(1851年)の『参河国名所図会』には、当時は人家が一[…] 続きを読む
庚申堂(三谷)・諸国巡礼の功徳を伝える 2026年1月21日 蒲郡の旅 庚申堂(三谷)は、蒲郡市三谷町須田の旧道沿い、「地蔵堂」のすぐ東側に隣接して建つ小さな堂宇です。そして、保内西国三十三観音霊場の第六番札所です。 諸国巡礼の願いを込めた創建 このお堂は、かつて西国・秩[…] 続きを読む