月: 2016年9月

長時間労働 労働組合論(3) タクシー物語

長時間労働 労働組合論(3)

「同一労働同一賃金」「長時間労働の是正」、出来るのだろうか?なんて、働き方改革の実現に向けた有識者会議の初会合のニュースを見ながら考えている。 残業をしないで賃金が同じならばそれにこしたことはないのだけれど、「長時間労働の風土」は、非正規問題と同じで正社員の雇用維持と残…
Uber 労働組合論(2) タクシー物語

Uber 労働組合論(2)

上も下も、右も左も、ボクたちタクシー業界は「ライドシェア反対」「Uber反対」である。 ボクも反対派なのだけれど、この業界にいなかったらきっと賛成していただろうと思う。 白タクどうでしょう? 経営側が存続の危機を訴えて反対するのは分かる。岩盤規制の中で利益を独占しようと…
健康格差 労働組合論(1) タクシー物語

健康格差 労働組合論(1)

NHKスペシャル「健康格差」を見た。 低所得者の人の死亡率は高所得者の人のおよそ3倍も高いそうだ。そして非正規労働者の人は正社員よりも糖尿病を悪化させる割合が1.5倍高いそうだ。 ボクの住むタクシー界隈はその低所得者が多く、そうしてボクのように非正規からの入職者も多いの…
ファブタク タクシーがクサいたったひとつの理由 タクシー物語

ファブタク タクシーがクサいたったひとつの理由

人は確かに匂いに弱い・・・。 2010年に「タクシー臭」なんて記事を書いた。あれから、業界をとりまく環境はかなり変化をみせている。それでも「脱ニオイ」とか「卒ニオイ」なんて動きは感じられない。そしてボクが予想した「臭いOK」なんてステッカーをバンパーに貼ったタクシーを見…
アイシテルかい? タクシー物語

アイシテルかい?

やがて降り始める雨がボクたちの痛みも悔もすっかりと流してしまえばいいんだが・・・・・・ 秋雨の頃。 ボクたちは遠くアフリカの人たちの辛苦には涙を流す。駅前のやせ細ったホームレスにはなんの興味ももたないのに。 ボクたちは東北や熊本の人たちの哀しみには募金をする。隣に痛み苦…
秋の空 タクシー物語

秋の空

漬物桶に塩ふれと母は産んだか(放哉) 母親から新米が届く。 年に何度かの荷物がボクたちを繋ぎ止めているようでもある。繋ぎ止めているというか、そうでもしないと電話一本もかけられない息子へ対しての「きっかけ」を送ってくれているのだろうと思うと、なんだか哀しくもなる。 電話を…
格安sim考 タクシー物語

格安sim考

就職に有利なんてことで固定電話が、ここに引っ越してきて一年ぐらいはあったのだけれど、就職して、そうしてほとんど使うことがなかったので利用休止にした。 それが平成20年だったので・・・今その「お知らせ」を見たら・・・休止にも満了日があってそれが平成25年5月7日になってい…
観覧車 タクシー物語

観覧車

雨の降り始めた観覧車でボクたちは霞む景色を見ているだけでゆっくりと流れる時間とは反対に閉園の時間と見つからないコトバに胸の鼓動を早めていた16時の誰もいない遊園地に夏の終焉を知る9月初めののんほいパークにいた。デキゴトは過去を上書きするし想い出を覆いつくす。ココロの哀し…
「24時間テレビ」雑感 タクシー物語

「24時間テレビ」雑感

「愛は地球を救う」 「あ、24時間(twenty four なんて言ったりしていたんだけれど)」ボクは、あのアフリカの、いつ来るか分からないバスを待っている永遠の時に、走り抜けて行く24時間テレビのロゴの入ったのランドクルーザーを見て声をあげ、手を振った。 あの頃、まだ…