涼みが森の碑:潮騒と歌人が集う、時をかける避暑地 2026年5月5日 蒲郡の旅 蒲郡駅南口を出てすぐ、現代的な駅前風景の中にひっそりと佇む一角。そこには、平安時代の歌聖・藤原俊成公にまつわる伝説の地「涼みが森」があります。そして、涼みが森の碑には、歌道の宗家である冷泉家の冷泉為系[…] 続きを読む
西郡松平家陣屋跡:都市の骨格を築き、蒲郡へ 2026年5月5日 蒲郡の旅 蒲郡市本町の市街地を歩くと、かつてここが「西郡(にしのこおり)領」の政治の中心地であった名残を見つけることができます。それが、明治までこの地を治めた西郡松平家の拠点、西郡松平家陣屋跡です。 街の始まり[…] 続きを読む
下ノ郷城:街角に消えた城と下ノ郷鵜殿氏の足跡 2026年5月5日 蒲郡の旅 現在、上本町交差点付近の通りを歩いて、ここにかつて二重の堀に囲まれた居城であったと気づく人は少ないかもしれません。この地にあった下ノ郷城は、かつて蒲郡を二分した勢力の一翼、下ノ郷鵜殿氏の拠点でした。 […] 続きを読む
勇将の最期と一族の興亡を刻む、西門前の「鵜殿長照の墓」 2026年5月5日 蒲郡の旅 上ノ郷城の西側に広がる西門前の静かな墓地。そこには、永禄5年(1562年)、徳川家康の軍勢に抗い、今川義元への忠義を貫いた城主・鵜殿長照(うどの ながてる)が眠っています。城の東側「鵜殿坂」で壮絶な最[…] 続きを読む
静里村沿革碑:三つの村が紡いだ絆の記憶 2026年5月4日 蒲郡の旅 蒲郡市清田町の北部公民館玄関前。そこに、明治から昭和にかけての激動の時代、この地に確かに存在した一つの「村」の歴史を刻む、静里村(しずさとむら)沿革碑が静かに佇んでいます。 明治の合併が生んだ「静里村[…] 続きを読む
菊池寛『火華』と常磐館 2026年5月3日 蒲郡の旅 「東海道の汽車に乗った人々は、大抵は記憶しているだろう」……文豪・菊池寛が綴った小説『火華(ひばな)』は、そんな印象的な一節から始まります。その第一章「手巾(ハンケチ)と五圓札」の舞台となったのは、か[…] 続きを読む
鵜殿坂:戦国の激闘を伝える通学路、上ノ郷城落城の悲劇が眠る 2026年5月3日 蒲郡の旅 北部小学校と安楽寺の間に位置する、一見どこにでもある穏やかな坂道。地元の人々はここを「鵜殿坂(うどのざか)」と呼んでいます。毎日子どもたちの元気な声が響くこの場所は、かつて三河の命運を分けた戦国時代の[…] 続きを読む
加藤紀隆奉納の石灯篭:蒲郡の礎を築いた一族の記憶 2026年5月2日 蒲郡の旅 三谷町七舗に鎮座する八剣神社。その境内に、元禄の華やかな文化が落ち着きを見せ始めた時代を物語る一基の石灯篭が立っています。表面には「八劔宮御廣前石燈籠」「三州宝飯郡三谷村加藤紀隆」「宝永巳丑年正月吉日[…] 続きを読む
杜氏の碑:酒神の技を継承した名杜氏・鈴木種蔵翁 2026年5月2日 蒲郡の旅 三谷町二舗、松葉区の住宅街に佇む誓祐寺。その境内に、かつて日本の酒造り文化の一翼を担い、遠く遠州の地でその名を馳せた名職人を顕彰する「杜氏の碑(鈴木種蔵翁寿碑)」が静かに立っています。 若き志を胸に、[…] 続きを読む
煉瓦造りの気品漂う、国指定文化財「北区山車蔵」の様式美 2026年5月1日 蒲郡の旅 三谷町七舗の街並みに、ひときわ異彩を放つ重厚な建物があります。それが、大正10年(1921年)に建てられた北区山車蔵(やまぐら)です。全国的にも数少ない貴重な山車格納施設として、国の登録有形文化財にも[…] 続きを読む