タクシーのマナーについて考えたこと

タクシーのマナーについて考えてみた。

というのも、NHKの番組(「チコちゃん叱られる!」)に出演したマナー講師の鬼っぷりに少しばかり驚いているからだ。

「チコちゃん」出演の鬼マナー講師が炎上 スタッフ泣き出し「あんたが下品」「気分悪い」/芸能/デイリースポーツ online

こんなに厳しくすることもないんだけれど、マナーは一通りのことは学んだほうが良いかもしれないと思ったりもする。例えば、上座とか下座とかぐらいは。

と言っても、学ぶ機会がないのかもしれない。ビジネスマナーが新人教育のカリキュラムされている企業もあるんだろうけれど…。

鬼上司

ボクは、マナーとか上下関係にうるさい上司がいて、その人からいろいろ学んだ、というか叱られた。決してそれが嫌だった、ということではなく、「なるほどなあ」なんて感心させられたこともあったし、その後のボクの人生には役に立った。

例えば、上司のご自宅で食事会での話。

ボクと同期の人が、上司の運転する車で迎えに来ていただいて、乗車する時、ボクたちはついうっかり二人とも後部座席に乗り込んだ。

上司「おい、オレを運転手にさせるのか」

たしかにそうだ。「運転しましょうか?」ぐらい言えればよかったし、せめてどちらかが助手席に乗ればよかった。

そして食事の席で、

上司の奥さん「おかわりは?」

ボク「あ、すみません」(と、ちゃわんを渡す)

ここで上司が「おい、女中じゃないぞ、自分でよそえ」と叱られた。

これも、そうだよなあ。

それからは後片付けもするようになった。

でも、名刺交換とかエレバーターの乗り方とか…

面倒くさいよね。

しかたないことなんだろうか?

お互い気分よく過ごすことが出来れば良いんだろうけれど、結局その人に対する印象がマナーが良いとか悪いとかを決めると思う。

要するに、好きな人ならなんでも許しちゃう、みたいに…。

ボクの人生に有意義なマナーなので、叱ってくれた(この場合、愛情が伴っていると考えている)のだろう。確かに、気が利く(と本人思っている)ボクの基礎は、その叱責から作られたのだろう。

タクシーに乗る時のマナー

タクシーにも座る順番があって、上座は運転席の後ろらしい。

2人で乗る時は、後部座席は上司、部下は助手席らしいのだが、これは運転する側からすると、窮屈だ。それに、今は感染予防の観点からマナー違反かもしれない。

思うんだけれど、運転席の後ろが決して乗り心地は良くない。

  1. 乗降が面倒くさい
  2. 足元が広いわけではない(運転手が大柄だとシートを後ろに移動させているからね)
  3. 前方の景色がよくない
  4. ついでに、運転手に近いのでたまに良いにおいがする
  5. 一番最後に出なければならない
  6. 車載タブレットが助手席後ろに架装されていて見えない
  7. 非常時に逃げやすい
  8. 衝突される確率が高い(これはデータなし)

という理由で、タクシーのマナーについては、ボクは助手席後ろが上座にしてもらいたい。図だと2番の位置だ。

タクシーでの上座のイラスト テレビ宮崎
新社会人必見!マナー講座(2021年04月17日放送)|ゆーどきスタイル|U-doki|UMKテレビ宮崎

 

なんのためにマナーってあるの?

マナーはなんのためにあるか、ってことで、居心地や安全性、あるいは差別的態度抑止、ハラスメント防止なんてことに立脚してその場その場で考えられれば良いのかなあ、なんて思った。

こんなことを言うと「ボーっと生きてるんじゃねえよ」なんて言われそうだけれど……。道路のマナーは安全を優先するってことで考えられている?んだろうなあ。

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