配車アプリのuiについて、使いにくいんですけど

配車アプリのuiだけではなく、道具は使う人によって使いやすかったり、にくかったり、する。十人十色、百人百葉、使う人すべてが満足する道具を目指していたとしても、難しい。

何年も付き合ってきた道具を使ったとしても間違いは起きる。自分の耳さえも疑わしい時がある。そして、タクシー運転手の聞き違いや利用者の言い間違いによる降車地間違いはたまにある。

例えば「トピー工業まで」と言われて、明海工業団地のトピー工業豊橋製造所に行ったら、「おいおい、ここじゃないよ」なんて間違い。お客様はトピー工業豊川製造所に行きたかったのに…。

また、「市民病院まで」で、豊橋市民病院に行ったら「運転手さん、ここ豊川市民病院ですか?」とか。まったく反対方向に行ってしまった、なんてことは良く聞く。

ヒューマンエラー?

聞き違い、思い込み。ツイッターでの「品川区の大井町と入力したつもりが、神奈川県の大井町だった」件。

ボクとしては、運転手もお客様も悪くない。というのも、ヒューマンエラーの多くはシステムエラーを根源とするものだからだ。そのひとつに、配車アプリのuiの不良がある。

 

検証してみた

ということで、利用者とサービスの接点、配車アプリのUIデザイン、設計が悪いと思ったので、実際にGOを使って検証してみた。

GO配車画面 配車アプリ検証1

板橋市役所にいるという設定で、現在地を指定「ここで乗る」をタップ。

GO配車画面 配車アプリ検証2

次に「どこに行きますか?」で「大井町」を検索。検索結果は

  1. 東京都品川区
  2. 神奈川県

と出た。品川区大井町に行きたいので、1の大井町をタップ

GO配車画面 配車アプリ検証3

品川区大井4丁目29- という地名が出た。4丁目29を指定しているわけではないが、とりあえず品川区大井町まで指定できて、あとは「タクシーを呼ぶ」をタップすれば、「約1-4分で到着」する。(東京のタクシーは早い。こちらだと10-15分は…)

GO配車画面 配車アプリ検証3

2の「神奈川県大井町」をタップすると、足柄上郡大井町金子という地名が出た。料金は33,660円、約140分、82.3kmの距離だ。そのまま「タクシーを呼ぶ」をタップすると、同じく1-4分で到着し、足柄上郡大井町までオートマティックに行ってくれる。

どちらにしても、利用者のエラーを修正することはない。

UIの問題点

ここで配車アプリのui、画面の問題点を考えてみる。

  1. 行き先のピンの色が曖昧色。濃色にしてほしい。
  2. 経路が出ない。例えば赤でルートを示すとかして明確化してほしい。
  3. 「タクシーを呼ぶ」ボタンの近くに「値段、時間、距離」を表示してほしい。
  4. 「行き先は神奈川県足柄上郡大井町でよろしいですか」とアナウンスしてほしい。

特にピンの色は海の色に混ざって見にくい。悪意を感じる。あ、ボクが色弱なので感じるだけかもしれませんが。そうだとするも、カラーUD仕様なのか、ということ。

二度目の利用時には履歴が優先されるようで

GO配車画面 配車アプリ検証5

「大井町」と入力すると「足柄上郡大井町」がトップ表示される。

ということは、次もうっかり「足柄上郡」まで行ってしまいそう……。

雑なデザインかもね

と、まあ、GOに悪意を持って検証をしてみたんだけれど、やっぱりUIが雑なデザインだと思うんだが…。

というか、まあ、どんだけやっても間違いは起きるのか?2重3重のチェック機能(運転手と利用者の会話も含めて)も必要なのかもしれないし、やっぱり配車はオペレーター経由で、なんてことになったり、は、しないにしても、こういったエラーが出たらすぐに改善してもらいたいと、思うんだが。

まあ、ロングを引いたら舞い上がらないで、一応確認するぐらいの用心深さを、アプリに仕込んでくれ、と思う。アプリがしつこくて聞いても運転手は怒られないしさ。間違いも起こらないしさ。じゃんじゃん。

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