観覧車
雨の降り始めた観覧車でボクたちは霞む景色を見ているだけでゆっくりと流れる時間とは反対に閉園の時間と見つからないコトバに胸の鼓動を早めていた16時の誰もいない遊園地に夏の終焉を知る9月初めののんほいパークにいた。デキゴトは過去を上書きするし想い出を覆いつくす。ココロの哀しみや痛みはそうしてゆっくりと癒される。ちょうど傷の上に瘡蓋ができるのに似ている。痛みはまだその下でたとえばジュクジュクと膿んでいたとしてもこうしてまた新しい例えそれが果てしなく哀しい別の痛みだとしてもとりあえずは隠れてしまう。それをボクたちは知っていてそうして新しいデキゴトを求める。新しい傷を求める・・・。
「人は自傷する生き物なんだ・・・」
ボクはそこにあるだろう蔵王山を見ながらつぶやいたんだろうけれど、たぶん聞こえなかったよね。
観覧車が頂点に届いたころほんとうはキミの手を握りしめてそうしてテとココロとコトバを繋げたかったんだけれどそれもできないほどボクたちは大人だった。そうボクたちは大人だった。
雨の降り始めた観覧車でボクたちは混じり合った景色を見ているだけで霞む時間と反対に戻れない時間と見つからない未来に圧倒されていた16時のゆっくりと動くキリンが秋の憂いを知らせる9月初めののんほいパークにいた。
「きっと観覧車を見るたびに今日の日を思い出すね・・・」
ボクはこんどはキチンと聞こえるように言った。
観覧車が終点に近づいたころ「もう一周」なんて思ったのだけれど、ボクたちにはなにしろ時間がなくて、もう閉園間近で、そしてなによりも大人だったから「係の人に悪いよ」なんて言って東門までゆっくりと歩き始めた。
ボクは、観覧車の想い出が、哀しみや痛みにならないように祈っていた。もうボクもキミもそうして誰も傷つけることはしないほうが良いと思った。でも、それはきっと臆病になったということなんだろうと思ったりもした。
雨の日の観覧車の想い出・・・。
観覧車を見るたび。
台風きそうだね。雨も降りそうな16時45分あたりなんだけれど、そろそろ買物行くかなあ・・・。
ゆかさん、どうも。
二種免の縛りは2年なんてところが多いようですね。それが入職の縛りにもなっているんですが。
女性が少ない職業なので、どの会社でもおじさんたちには親切にされると思いますが、その反面おばさんたちには要注意、ってのはどこの職場も同じなのかなあ・・・。
日勤だと「まともでないお客様」も少ないと思います。
2年かあ、長いようで長いのでしょうけれど、その期間が見習い期間のようでもあるし、それを超えると楽になるかなあ、なんて振り返っています。
はじめまして。
タクシードライバーに転職するか迷っており、こちらにたどり着きました。
40代独身女子なのですが、体力や神経が持つか、まともでないお客様に対応できるのか、不安がいろいろあり、一応説明会には行き熱心に誘われはしたのですが、踏み出せずにいます。
二種免許取得費用の縛りで、3年辞められないのも、ちょっと長いなあと思っています。
お仕事されている会社は何年縛りがありましたか?