Pokemon GO の経済損失は考えませんか?

直接効果なり間接効果なり、かなりの経済効果のあるPokémon GOなのだが、マスコミは、そうして大人たちはその経済損失や社会損失の側面についてはあまり語りたがらない。

という大人たちもゲームに夢中なのだからどうしようもない。依存症になりやすい国民体質、ポケモンでギャンブル依存症やアルコール依存症が治癒できればいいのだけれど、二重三重の依存症になるに決まっている。そのうちパチンコ屋とかバーの中がモンスタースポットになるに決まっている。

夏休みに配信され、かなりの数の子供たち、学生たちが熱狂しているということ自体、この国にとっては損失である。これでまた学力が低下する。まともな親はスマホなんてものは与えないで、与えたとしてもゲームの時間なんてものを制限し、そして子供たちも自制する。

おそらく、家庭環境=学力なんてものを解かっていない親に限って親子でPokémon GOという、もうドロドロの状態なんだろうと想像している。格差の拡大、貧困予備軍の増加は社会保障費の増加を意味する。

また、会社では常にポケモンの出現を気にしてスマホを見る時間が長くなる。営業の人たちは仕事そっちのけでポケモン探しに歩き回る。勤務中でもその話題で業務が中断するほどの熱狂ぶりだ。企業の生産性へのダメージは計り知れない。

もうすでに問題になっている交通事故による警察の、熱中症による救急車の、それらの出動回数が増えることによる社会コストの増加。

任天堂やマクドナルドの株価が上がったとしても、靴が売れ飲料水が売れたとしても、ポケモンスポットに多くの人が集まったとしても、それがどれほどボクたちの生活を潤してくれるのですか?

逆にこの国の将来を危うくするのではないでしょうか?国家的損失、企業の生産性の低下、事件事故、それに勝るほどの効果があるのでしょうか?

経済効果と言うなにか分からない呪文に洗脳され、「ええじゃないか」なんて踊り狂っているようにボクには見えてしかたないのだけれど。経済効果ばかり、つまりプラスのことばかり考えて、損失なんてことがまるで禁句のようになってしまっている今のこの国の空気を、ボクたちは警戒したほうが良い。そうでなければ、またあの8月15日をむかえることになる、そう考えているのです。

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