車が売れない理由
車が売れない理由、いや、車を買わない理由、といったほうが良いのか・・・。
いくつか考えたのだけれど、例えば魅力的なクルマがなくなった、とか、この国の雇用問題に起因する所得の減少、とか、リアル冒険をしなくなった若者、とか、ボケモンは探すけれど彼女は探さない若者たち、とか、ディーラーの営業努力が足りない、とかとか・・・。
でも、一番の理由は、買うプロセスが面倒くさい、ってことだと思う。
全ての消費財はボクたちの若い頃よりは格段に買いやすくなっている。店舗に行かなくてもネットで簡単に買い物ができる。24時間コンビニが開いている。ファストフーズは店員との会話なしでも食べることができる。ドライブスルーなんて便利な仕組みもある。
支払いと言うストレスからも、例えばクレジットカードの進歩で、解放されている。
それなのに、車は、相変わらず面倒くさい。車庫証明だ、住民票だ、買った後にも車検だ自動車税だ、保険にメンテナンス・・・。これらすべてが圧になって「うわ〜面倒くさ」なんてことになる。
近くのローソンで、例えば雑誌を買うぐらいの気軽さで
「これください」
「はい、日産ノートですね」
「はい」
「お支払いは」
「カードで」
「はいかしこまりました。お持ち帰りですか?それとも後日納車しましょうか?」
「乗って帰ります」
「かりこまりました。では準備ができるまであちらで少しお待ちください」
なんて感じで、簡単に、スピーディに、まるでサンキューカットかとJUNCのような手際よさで、まるでセルフスタンドのような無関係さで、まるで牛丼屋のようなあっけなさで、車が買えると良いのだけれど。
それを阻むものは、やっぱり岩盤規制なのか。そしてそれは安全というワーディングでボクたちの深層心理に恐怖を植え付けている。
車って販売価格はそれほど高くないのだけれど(中古車だと10万円とか20万円とかであるし、それも程度の良い普通車が。たまに外車もあるよ)、高くないのだけれど、買ってからが高い。どうして自動車税なんてものがあるんだろうか?消費税にガソリン税や通行税、なんて利権が付属しているもんだから、10万円の車も買えないのだ。
そうして安全という目に見えないストレスから、自動車保険に神社でのお祓いお守り、車検に定期点検、これまた多くの利権が付属しているもんだから、10万円の車も買えないのだ。
10万円のパソコンはAmazonで簡単に買えたとしても、10万円の車のなんと難しいことか。
いや、それらすべてを受容れたとしても(だって安全は大切だもんね)、車買うのって面倒くさいのだ。もっと買いやすくすれば、もう少し売れるし、潜在的需要も掘り起こせると思うのだけれど・・・。
そうしたらボクも「レクサス一丁」なんて「からあげくんのレッド」を注文するぐらいの・・・そんな気軽さはないにしても、買うかもしれないのになあ、なんて思っているのだけれど・・・。
というか、そんなことを考えること自体面倒くさい、そんな夏休み初日の朝だったり・・・。
#あ〜、はやくAmazonで車販売しないかなあ。返品無料でさあ。そしたらポチっと酔った勢いでするかもしれんなあ。「うわ〜ベンツ頼んでるし」なんてことになる可能性だってある、かも。
Fun to Climb :)
kumaさん、どうも。
えっと、記事にしました。
メールにも返信させていただきましたので。
ご質問があればまたご連絡ください。ここで書けないことはメールで・・・。
すいません。田原笠山さんは豊橋地区でタクシーの運転手をなさっていると取れますが、この地域のタクシーの平均年収はいかほどになるのでしょうか?今、就職先にタクシーを考えています。むつかしい仕事とも思いますが、真面目に悩んでいます。参考に教えていただければ幸いです。
さといもさん、どうも。
免許
持っていても買わない人が増えている。
価格
残クレやリースなんて制度によって所有しやすくはなっている。
信頼
ディーラーとかだと安心。
あと価格とリスクは比例することを納得する人も多い。例えばオークション購入とか。
偏見差別
あまりそこは感じないんですが。自動車製造企業だとありかもしれませんが、そもそもそういったところの従業員の所有率は高い。
扱いににくさ
大きさの割にはずいぶんと取り回しのよい車も増えているし、軽自動車は20年前よりは増加している。
厳罰化
それはたぶん一部地域、たとえば豊田市なんて交通インフラ過疎地の問題かも。まあ、逆にそれが原因ならばやっぱりそういった地域は(愛知県とか)交通モラルも過疎地なんだなあ、なんてガッテン。
と、反論を書いてみましたが・・・。
たぶん、それらって愛知県特有の意識なのかなあ、なんて思っています。
というか、ボクがそういったものに関して鈍感なのかもしれませんが・・・。
こんばんは。
自分の中で色々思っているのは
・そもそも運転免許を持っていない
・新車に限定すれば価格の上昇
・運転が苦痛だったりそれによる事故などのリスクの回避
・信頼できない業者が多い、特に中古車
・一時期ほど自動車を所有していない事に対して差別や偏見が少なくなってきている
・車そのものが大きくなってきており特に狭い道路や駐車場などで苦労する
・飲酒運転の罰則の強化
といったあたりです。
所得の減少や他に娯楽が増えた事なども多少はあるでしょう。
税金には贅沢品への懲罰的な要素、インフラを利用する受益者負担、環境への悪影響に対する贖罪といった面があるのですがそれなら燃料に対する課税の割合を強化するのが一番だと思うのですがそれだと業者にとっては負担が増えるから難しいのでしょうか。自家用と事業用を厳密に区別するのは難しいですから。走行距離が0に近ければ近いほど環境への悪影響は少ないのは間違いないですが。
一定の年数を超えた自動車の税金が割増されるのも基本下がっていく資産価値を考えるとおかしな話です。
それに高級な車を持っているからといって人間としての価値や信用が上がるかといえばそうは思いません。
逆に頻繁に事故起こしていたり運転が著しく下手だと何らかの問題がある人物なのだろうかと思った事は失礼ながらあります。
どうも。
営業マンもこのあたりに姿を見せないのは、やっぱりそんな偏見があるのだろうか。やっぱり一軒家とかマンションなんてところに営業に行きますよね。ここよりは。
次のステップ、というよりも、もう半分リタイヤしているので、老後準備でもなくて、老後なのかもしれません。
あと少しだけ生きて、旅に出たいと思っているんですが。
なんか同感します。
買うプロセスが面倒臭いということもあるけれど、自動車営業マンの胡散臭さも、自動車の買いにくさの理由だと思う。
それで、めんどくさがりの私は20年前のトヨタに乗っています。
自動車は高額商品だから自動車営業マンの客に対する審査が重要で、その態度の中に、差別姿勢がはっきり見え隠れしているのにうんざりしているので相手にしないことにしています。
それはともかく、田原氏のタクシードライバー選択は老後準備なのか、それとも、次のステップへの勉強なのか、気にしています。
年齢を考えると、まだ、別の選択があるのではないかと。