花曇りの朝に
朝のボンヤリとした時間に湯呑一杯の酒。もう一杯のために、というか、お腹も空いたのでイワシ玉とセロリとニラとタマネギの炒め物を作ったら、もう抜け出せない底に落ちて一日も終わってしまったという喪失感とか。こうなるとまた布団にもぐり込んで自分の殻ににげ込んでしまう。
ああ、しあわせしあわせ。もうこのままこんな生活を送って、もう一杯飲んだあたりで「あれ、オレ死んじゃったかなあ」なんて逝きたいもんだと思ったり・・・。
「その前に洗濯をしなきゃ」それが今のボクの切羽詰まった問題だったり。で、一大決心して、やっとベッドから離れてDonavon Frankenreiterを聴き始める。(なんかカッコイイのだけれど、本当はヨレヨレのおじさんで、髪もボサボサで、死人のようでもあったりするんだけれど)
ああ、洗濯にしあわせをうばわれちまったなあ、なんてヨレヨレの思考回路で。あ、なんて逆立ちしても、時間は戻ってこないことなんかとうの昔に分かっていたりするし。
「市役所にも行かなきゃなあ」なんて次の束縛がまっていたり、する。
「や、天気、悪いじゃん。乾くかなあ・・・」
もうどっぷりと後悔という底なし沼に入った気分で、「その前にシャワーか」「そして着替えたり」
う〜ん、どうなってんだこの世界は。市役所に行くためにどれほどの準備が必要なんだ。これもそれも役所の陰謀か、なんて被害妄想的陰謀論者になってしまっていたり、する。
人生は、というか、生きるってことは面倒くさいことの連続だ。このままヨレヨレボサボサのままで、自転車乗って市役所へ「ちわ〜」なんて行っても良いんじゃないかと考えているのだけれど・・・。それもデキナイ自分に泣きたくなったり。そんな性格を恨んでみたり。
そしてダラダラと時間は過ぎてしまって、もはやこれまで・・・。
さてと、準備するか。はあ〜っと。
「金寶 自然酒」一生2800円也
これは美味しいよ。