真夜中に里芋を煮る
2016年2月21日
きっと、こんな真夜中、午前4時なんかに、お腹が空いたらコンビニに行くとか、台所に立ったとしてもインスタント食品なんてもので、その空腹を満たすんだろうね。
その真夜中、里芋を煮る。ゴボウも土付きのものだ。大根と切り干し大根、人参に豚バラ、ついでにカボチャも入れた。安アパートのこれまた安っぽい造りの小さな小さな台所で、静かに食材を切って煮物を作るオジサンなんてのは、どう考えてもこの国に200人ぐらいしかいないと思う。
眠れない夜、というよりも、真夜中に目が覚めてしまう。昨日もだけれど今日も午前一時なんて200人以外は眠りにつくだろう時間にハッキリとキチンと目が覚めてしまっては、明るくなるまで眠れないでいるのだ。もしかしたら睡眠障害なんて思ったりもするのだけれど、そんなもんではなくて、お腹が空いているからなんだろうと、もうこうなったらその空腹と正々堂々と対峙してやろうと思ったのが里芋を煮ることになった理由なのだ。
「どうだ参ったか腹の虫」
とボクはつぶやいた。
それからボクはもう虫の息の腹の虫にとどめを刺すために熱燗で一合ほどのお酒を飲んだ。そうしてこうしてブログを書くオジサンってのは、どう考えてもこの国に10人ぐらいなもんだろうと思ったら、「あ、やっぱりオレって変」・・・。
寝るか。
大根に切り干し大根ってのは、どうなんだろうね。