スティーブンイワサザイ

スティーブンイワサザイという鳥はディブルスという名の一匹の猫のために絶滅させられたそうです。

スチーフンイワサザイ – Wikipedia

猫が獲物を捕らえるという行為は、単に自らの食料にするということばかりではなくて、プレゼント(それも人間への)のためという場合もあるようです。というのも、何年か前奈良の知人の家に泊まったときのことなのですが、その家の猫がどうもボクと相性が悪いようでなついてくれません。呼んでも来ないし、ボクの姿をみるとどこかに隠れてしまうような間柄になったのですが、ある夜、ボクの驚く事件が起こりました。

その猫がボクの枕元にネズミを置いていったのです。その理由が分かりませんが、きっとボクへのプレゼントなのだと、驚きと少しの恐怖で混乱した頭を落ち着かせようとそのように思った、というか思い込んだのです。

本当の理由はプレゼントではなくて、自分の地位を知らしめる行為なのかもしれませんし、実は求愛行動だったのかもしれないなんて考えると、その愛に答える事もなく別れを告げたボクは「乙女(乙女猫)心を傷つけたのかもなあ~」なんて思ったりもしました。

あのままボクが何日も泊まりつづけたら、きっとその猫は毎晩ネズミやカエル、バッタに川魚、なんて貢物を運んできて、その辺りの生態系にかなりダメージを与えたかもしれないと…:)ディブルスも最初はプレゼントのつもりで一匹のスティーブンイワサザイを捕らえて、それを飼い主のもとへ「どうだ」とばかりに持って行ったのでしょう。それでも飼い主は、その「どうだ」ということに対してよりも珍しい鳥に対して驚いてしまったので、ディブルスは夜毎「どうだ」「これでもか」と貢いだのかもしれませんね。

ある行動にどんなメッセージが含まれているか、なんてことを考えていないと、ついつい大事ななにかを見逃すということになるのかもしれないですね。「そう言えば毎日同じ時間に風呂で会う人がいるなあ~」なんて考えているあなた。それも何かのメッセージかもしれないですよ。って:)


食えるのか?

2件のコメント

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    かりんさん、こんばんは。おひさしぶりです。
    でしょ。猫はプレゼント好きだと思いますよ。だいたい家の中に動物やら昆虫を持ち込んだら「こら~」なんて怒られるのが普通で、猫達もなんで怒られているのか混乱してしまっているのでしょうね。「え?え?なんで?」と。
    ま、人間もそうなんでしょうが、良いほうに考えるほうが楽で楽しいってもんだろうと思っているのですよ。「この馬鹿猫が~、イタズラばかりしやがって」と怒るよりも、ま、せめて「?」と思ったほうが…。(かりんさんはそんなこと言わないでしょうが)
    てか、よく分からない行動する人が多いですから…ってのがオチということで。
    今度セミをもらったら…やっぱ困るよなあ~(^^;

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    管理人さんこんばんは。
    ネコの話でわたしも思い出しました。シーちゃん(友達が飼っていた白い雄猫)にセミをプレゼントされたことを・・・。
    もちろんわたしは叫んでセミは友達に窓の外へ放り投げられました。ねずみよりはセミのほうがマシでしょうか??やっぱりどっちもイヤかな~~
    あの時シーちゃんを褒めてあげるべきだったと今少し後悔しました。でも多分、またセミをもらっても叫んでしまいそうですが・・・。(笑)

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