自動運転とタクシー
2021年2月7日
タクシー業界では、自動運転を警戒する人たちもいる。「仕事がなくなる」というのが、その主たる理由みたいだ。しかし業界という大きなくくりでは、労働集約型産業から資本集約型に移行し、人件費が大幅に削減できる。そう考えることもできる。
また、タクシードライバー不足は解消されない。高齢化と健康起因事故も起きている。その事故の重大化。それらが業界の懸案事項、課題なのだ。そこで自動化こそ解決の切札になる。
「自動化して運転手がいなくなるのに、切札もないでしょう?」そう考える人もいるだろう。しかし、タクシーサービスはただ単に人の輸送するだけの仕事ではない。例えば荷物の対応、乗客の体調急変への対処、車いすなどのUD対応など、人による細やかなサービスは自動化できない。そして、それこそサービス業の本分なのだろうし……。
自動化による安全性の向上
自動化された自動車に、例えば、アテンダントとして乗務する、ということが過渡期にはありそうだ。
それに、車両管理や車両整備が一層重要視されるようになる。検査(車検、3検)の基準も厳しくなるだろう。運行管理する対象が人から自動車に比重を割くようになる。
さらに事前確定運賃やスマホ配車などの配車システムの高度化精度化により、乗客の選別が詳細化されると、近距離は自動運転、中長距離は乗務員、という振り分けもできそうだ。
高齢者雇用安定法が改正され70歳までの雇用が義務付けられることを考えると、自動運転化による安全性の確保こそ、業界が待望していることではないのか。そう考えている。
愛知県西尾市における「自動運転社会実装プロジェクト推進事業-住宅団地・郊外モデル」の実証実験実施について
西新宿における自動運転実証実験の振り返り – Tier IV Tech Blog
自動運転で安全、タクシーも変わります「自動運転化による安全性の担保こそ業界の喫緊の課題」タクシーも自動運転で安全になります。 自動運転とタクシー - 道中の点検 1年前に同じタイトルで自動運転のことを書いた(タイト…
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