トヨタ操業停止と損失についてちょっと考えてみたんだけれど(2)

「トヨタだけで5万5000台の生産に影響」と言うのだけれど、これが瓦礫の下になったかで廃車になったというのならかなりの損害なのだろうけれど、予定生産台数の計画停止だけだとすると、トヨタにとってはなんの損失もないわけで、昨日も(1)で書いたのだけれど、「残業分の賃金が損失分になる」だけのことだろうと思っています。
トヨタ操業停止と損失についてちょっと考えてみたんだけれど

トヨタ期間従業員に行こう | トヨタの強運
今回の新潟県中越沖地震による部品メーカーリケン被災で全工場での生産中止の件ですが、トヨタ(ほかの自動車メーカーも同じなのです)にとっては、一日分損失が少なかったということですよね。月曜日が休日でしたから。

と、ま、運が強いと書いたのだけれど、トヨタとしてはこの海の日がなくても、やっぱりそれぐらいの損失で済ませたのだろうと思っているんだけれど…。
だから、

NIKKEI NET(日経ネット):社説2 リケンショックの教訓(7/24)
地震にどう備え、被害を最小限に抑えるか、企業にとっても危機管理の手腕が問われている。

というか、トヨタの被害ってのはあったのかなあ、ってぐらいで、

トヨタ生産方式への疑問を一蹴 – goo ニュース
このなかで生産担当の内山田竹志副社長は、新潟中越沖地震による生産停止に関連し、「これからも自信をもってTPS(トヨタ生産方式)を進めて行きたい」と、強調した

というように、あくまでも想定はしていたということなんだろうと思うんだけれど…。
でも、それをおおっぴらに公言すると、やっぱりイメージ的に。それに「想定してんなら、被災する前に」というころも言われるだろうし…。
ま、計画生産ってのは、多分、いろいろなことを想定していて、いろいろなことをコントロールしているのだろうと…。じゃないと、コントロール室なんてのある意味ないしね。ただの計画生産だと、台数だけ決めていればいいことだし…。
えっと、月末だから、ボクたちも「取り戻せるのかよ~」って感じてるんだけなんだろうと。これが月はじめとかだったら「ま、今月中に少しずつ残業すれば」という生産台数だろうしねえ。「年内に」と言った渡辺社長の余裕ってのを、みんな分かってないのかも?

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