地震、雷、事件、事故

というか、何か起きるとタクシーは忙しい。
例えば去年の台風の時の時は、JR、名鉄、渥美線も停まったので、昼間から駅は着発状態になっていたし、長距離のお客様もけっこういた。雨にも負けず、風にも負けず、とにかく移動しなければいけない人が、この国にはごまんといるのだ。
雪や雨なんて日も忙しい。雨も突然の雨のほうが忙しいように思う。雨具の用意をしていないので、帰宅するのにタクシーを利用するからだ。「タクシーを傘代わりにする」と運転手たちは言う。傘代わりだから近場が多いのも、突然の雨の日の特徴。いつもは歩いて帰宅する人たちも、タクシーを利用する。
事件の時も忙しくなる。新聞社やテレビ局、マスコミ関係者がタクシーを利用するからだ。現場まで行って、そこで取材が終るまで待機。もちろんメーターは入っている。そして取材後に駅や会社までお送りする。
今回の豊川市家族五人殺傷事件当日の朝も、テレビ局や新聞社の取材利用がけっこうあったそうだ。今週中は、まだ取材需要があると思う。
「風吹けば桶屋は儲かる」 のごとく、「風吹けばタクシーは儲かる」のだ。だから、不謹慎かもしれないけれど、風が吹くことを願っている人も多いと思う。
雨々ふれふれ もっとふれ
私のいい人つれて来い
雨々ふれふれ もっとふれ
私のいい人つれて来い
「雨の慕情」八代亜紀
作詞:阿久悠、作曲:浜圭介
なんて、ついつい車の中で歌っていたりするかもしれない……。
前にタクシーの三大顧客について「老人、病人、酔っ払い」ということを書いたのだけれど、三大売上機会は「震災、事故、事件」なんだろうね。今後、高齢化社会になって、老人や病人が増えて、そして不景気のために事件が続発、異常気象でゲリラ豪雨や積雪、地震に津波、なんてことになると、タクシー大忙しかもしれない。てか、その前にこの国やこの星の存続が危ういのだろうけれど…。
さてと、寝るか。もう4時かあ…。
東海交通
東海交通のセドリック

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA