豊橋美人

「日本三大ブスの産地」なる伝説があるそうだ。
(何年か前に同じ話題でエントリーしたことがあったかな)
宮城県、茨城県、愛知県がそうらしい。もう少し絞り込むと、仙台、水戸、名古屋がその不名誉なる三大産地だそうだ。
コトノハ – 「日本三大ブス県」は、宮城県、茨城県、愛知県(北から表記)?
そういう調査をした結果なんてことでもないだろうし、美人とか不美人なんてことが数字的なもので点数付けされるということも出来ないだろうし。ブス定規なんて度量衡器があれば話は別だけれど、それに美的感覚なんてのは十人十色、千差万別…。「ミスユニバース日本代表よりも宮崎あおいのほうが美人だ!」という人もいるだろうし。(というか、あおい派のほうが圧倒的に多いだろうし)
根拠なき噂なのだ。
いや、根拠はあるそうだ。(根拠というか、根も葉もないデマレベルのものなのだけれど…)

会社の上司は「日本中のブスを集めて島流しにしようとしたら船が難破してたどり着いたのが名古屋と茨城だ」と。。(日本三大ブス – Yahoo!知恵袋

とか

水戸の場合は、水戸徳川家が移封される前は外様の佐竹藩が治めており、改易されて頭にきた佐竹藩が美人をみんな秋田に連れて行った、ということになっている。
名古屋の場合は、尾張徳川家が将軍家に睨まれるたびに、名古屋の美女を献上したので、残りは皆ブスになってしまった、などといわれる。
松本では、武田信玄があの地を攻めたさい、美女を全部甲府に連れて行ったからという説もある。
(日本の三大ブス地帯 – Windows Live)

とかとか…。
ブスが流れ着いたとしても、美人が大勢連れ去れてたとしても、イケメン、美男子は残ったのだろうから、その遺伝子が残る確立は5割。いや、そういう環境に適応するために美人が多く生まれるようになったということも生物学上あり得る話なので、こういう説はまったく説得力がない。それにいったいどれだけの美女を献上したというのだろう…数万人規模?数百人程度ならば「残りは皆ブスになって」なんてことはない。
と、ま、こんな話を真に受けて、まじめに考えても仕方ないので、ボクの個人的見解、タクシードライバーとしての(まだ新人だけれど)鍛えられた眼によって、多くの土地を旅した旅人として言わせてもらえば、豊橋には美人が多い。ボクが今まで住んだどの地域よりも、そして旅人として通り過ぎたどの街よりも美人が多い、と思う。
駅で乗せる女性客の90%は美人だ。これは奇跡に近いと思う。長距離客には当たらなくても、美人に当たる確立は高い。運が良いのか悪いのか(きっと良いのだろうけれど)、必ず美人が乗る。
「必ず乗る」ということを考えていると、「もしかして美人しかいないのではないのか」そう思ってしまう。運やツキなんてことではなくて、美人しかいなければ90%という確立は当然だ。
ボクだけではない、ほりまーさんもつぶやいている。
Twitter / ほりまー: 豊橋なう!てか豊橋なかなか綺麗な子が多い!これは神の …
Twitter / ほりまーさん
いや「これは神のイタズラか、はたまた上沼恵美子のカラクリか!」ではなくて、美人が集まってきたのだ。それは昨日のエントリーでも書いたように集団就職で紡績工場や製造業の工場に、全国から女子が集まってきたからだ。そして豊橋で結婚する。地元の人だったり同じように就職でやって来た地方出身の男子と結婚した。そのために血が濃くならなかった。
上の説で美人が連れ去れて、あるいはブスが流れ着いて、ブスの割合が多くなったからと言っても、それ以上の女子が地方から続々とやって来たのだ。そうして地方出身者として、地元の人たちに愛されるようになるために愛嬌がよくなったり美人になるという進化をしたのだ。
だから逆に愛知には美人が多いのだ。愛知だけではなくて、紡績が盛んだった地域は美人が多いはずだ。雇用力としての金の卵というだけではなくて、遺伝子的にも金の卵だったわけだ。
そしてその金の卵たちは「貧しさ」も知っている。お金のために15の春に売られるように愛知にやって来たのだから。その過去の出来事が、愛知を個人貯蓄高日本一にした。そういうことなのだ。愛知の女は美人で金持ちなのだ。今は日本最大の美人で金持ちの産地になったのだ。きっと。たぶん。

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