NHKのテレビ番組で「１００歳バンザイ！」（NHK広島放送局 – 百歳バンザイ！）なんてのがあって１００歳の人が元気に暮らしている様子を放映しているのだけれど、高齢化社会になってその高齢での生き方に対して不安を持つ人が多いのだろうし、そういった不安や悩みをやわらげるためにこういった番組の需要は今後ますます増すのだろうと思ったりしている。
定年後、平均寿命まで生きたとして、その２０年という長い期間をどう暮らすかということは、ご本人たちだけではなくて、医療費などのこの国の問題でもあるのだろうし。その医療費問題に絡めて「とにかく元気でいてください」なんてのがこの番組の主旨かなあ、なんて感じもしている。
まあ、とにかく、高齢化社会のあり方なんてのは、この国の喫緊の課題ではある。年金も医療費も福祉問題も、もう増税しか解決できないかもしれないとボクも思う。少子高齢化社会になって、そして経済も縮小傾向にあるこの国で財源はどうするかということになれば、１０％、いや１５％は…。
少子高齢化した社会では労働力も問題になる。いくら企業が設備投資して雇用を拡大しても労働者人口も減少しているのだから問題は深刻化する。介護職員のように東南アジアから来ていただく、というような状況にもなる。
年金の受給年齢を引き上げるという意見もあるようだし、そうしなければ年金は破綻するということも言われている。となるとそれに伴い定年も引き上げないと、あるいは定年後の雇用を拡大しないと、１００歳バンザイ！なんてなるはずがない。犯罪も高齢化する可能性もある。
ということを考えてか募集年齢を１００歳まで拡大している企業もある。確かに「１００歳バンザイ！」を見ているととても元気だし、体力的には弱っているものの技を知っている。
高速道路内での規制業務の転職/求人情報(掲載： 10年06月16日～)
高速道路内での作業が１００歳、いや９０歳、いや８０歳の人にとって危険ではないのかという疑問は残るにしても、高齢者にとって「お、まだまだオレたちもお国のために」なんて希望になるのではないかと思ったりもしている。
それでも、たぶん、応募したとしても受からないのだろうけれど。というか応募する８０歳以上の人がいるかどうかも…。
というか、やっぱり老後という年齢になったらゆっくりと余生を過ごせるような国のほうが良いようにも思う。企業もだけれど人もこの国を捨てて海外に移り住む人が増えるということにもなりかねないしね。難しい…。
【仕事】募集年齢18歳～100歳