タクシードライバーのクオリティ

なんていうか、タクシー運転手って接客できない人が多いように思う。お客様にタメ口を聞いたりする人もかなりいる。それは年齢差からだったりするのだけれど、他の接客業ならクレームもんだろうなあ、なんて口のきき方をする人もいたりして驚く。「どこまで?」とか「2000円ね」なんて言い方。
コンビニのアルバイトだって「どちらまででしょうか」「2000円になります」ぐらいは言えるのに、プロであるタクシードライバが言えないのはかなり問題なのだけれど、世間の人はそれを許している。
というか、「接客」ではなくて「道を知っているかどうか」ということがタクシードライバーのクオリティの高さなのだろう。「安全運転」なんてことは、時として「わざとゆっくり行ってんのか」なんてクレームにもなるし、早く目的地に着きたいお客様にとっては特急料金を払ったのに普通電車に乗せられたようなものだろうし。
クオリティが一定ではない、ということもある。上述のように「安全運転」が「速さ」に優先されるお客様もいるだろうし、「地理に詳しい」ということよりも「接客」のほうに重きを置くお客様もいるだろうし。全てが揃っていて、そして顧客に対応できるのが一番なのだけれど、そういう人も少ない。やっぱり最後には「接客が出来ない人が多い」ということで、タクシードライバーのイメージを悪くしているようにも感じる。
どうもタクシープールや待機場で喫煙してはスポーツ新聞や競馬・競輪新聞を片手に赤鉛筆、という世間一般のタクシー運転手のイメージから脱却できないでいる。将来なりたい職業ベスト20にも入らないでいるし、若い人には敬遠される業界のままだ。
二種免許が運転技術だけを(「だけ」ではないのだけれど)課題にしているからかもしれない。運転技術と接客技術、それに地理を含めて技術試験を行うと少しは改善されるかもしれないけれど、まあ、それでも、どうなんだろうね、個人の資質なんてことに最後はなるのかもしれないね。
「お客さん」を「お客様」にしたところで、売上が上がる、なんてことにもならないし、お客様もそこまで求めていないか…。荷物を運ぶクロネコヤマトとか佐川急便のドライバーの方が、人を運ぶタクシー運転手よりも接客マナーが良いし愛想も良い、というのも、なんだかなあ、なんて考えながら、夜も更けてゆくのだ…。はあぁ~。

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