世紀末大地震

ひと晩あけて、その被害状況が明らかになる。壊滅的、というコトバが何度も流れるテレビニュース。被災者も、そして見ているほうも、いったいどうすれば良いのか分からないでいる状態。範囲が広すぎる。米軍の空母が出動したそうだ。大きな避難場所にもなりうるという点で効果がありそうだ。
死者は1000人を超すのかもしれない。仙台市では200人とか300人の死体が転がっているそうだ。
そう言えば、仙台のTちゃんやMさんなんてのは大丈夫なのだろうか。きっと大丈夫ではない。天災は、悲しみや怒りや憎しみなんてものをぶつけるところがないだけに、その悲しみや怒りなんてものが一層つのる。無力さだけが肩にのしかかる。
これだけ壊滅的だとこの国に住む人々は「他人事」ではなくなった。政治も経済も停まってしまう。景気回復なんてさらに遠のいてしまった。雇用問題だって福祉問題だって二の次になる。というか、いよいよ破綻に向かって行く。
破綻しないために政府はデノミを行うかもしれない。その前に円は急落する。それによって本当の改革が始まるのかもしれないけれど、とりあえず世紀末の混乱が始まる。建設関係の株価は上昇する。需要も雇用も増える。日本国中で地震がおきて、全土が壊滅しなければの話なのだけれど。
あの広大な土地が元に戻るのだろうか。農地の塩害はなくなるのだろうか。いったいどうやって片づけてゆくのだろうか。そしてボクたちには何が出来るのだろうか。そういった道を示してくれるリーダーがいるのだろうか。
合掌。

当事者になったときスナック食べて写メなんか撮らない自分であってほしいと願うことしかできないのが正直なところです。

そう思う。
そして、働いて納税する、ということの大切さを考える。それが取りあえずボクたちに出来ることなのだろうし…。

3件のコメント

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    東京在住の私は仕事中に震災に遭いました。 
    被災した方々には申し訳ないのですが、揺れている間「東海大震災か?故郷の人達は大丈夫か?」と思い、東海大震災ではないとわかった時にはホッとする自分がいました。 
    とりあえず余震がおさまり、本格的な復興が始まることを祈っています。

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    破壊は悲しみを伴い、創造は希望を招くかもしれない…だから明日からは一生懸命生産しようと思う。たまたま被災者の役に立つ製品だったから…まだ揺れてます。
    「想定外」って言葉は、識者にとって都合の良い逃げ口上にしか思えません。
    1000年に1度の天災です。こんな時だから日本人の本質を垣間見る亊出来るかもしれませんネ!いろんな…

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    assorouteです。
    合掌。そうですね。以前、お坊さんから合掌の軽く手をあわせた手の中には仏さまを包み込む意味があると聞きました。見るに耐えない気持ちと労りを今はその手の中にこめて合掌します。
    もうこれ以上壊れなくていい。思い知ったから。

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