とにかくボクたちは・・・。

蒼井優さんから年賀状がきた。
それはそれでちょっとうれしかったりした。
TBS「ひるおび!」で松野明美さんとダウン症の次男健太郎くんがマラソン大会に出場したことをやっていた。かなり泣いた。そしてかなり勇気をもらった。
新年から辞めたい病。それもかなり重症。
大晦日から新年にかけて仕事。仕事始めの今日やっと休みらしい休み。とは言っても、一日中ヤドカリのごとくコタツの中で頭だけをだしてテレビを見ていた。
棚を買いたい。カーマホームセンターで安売りをしている。それを買って部屋の模様替えをしたい。そう思ったのだけれど、棚という荷物を置くスペースが増えると、きっと荷物も増えるので止めた。人はスペースに合わせて持ち物を増やす。軽トラ一杯分ほどの所有物ぐらいがちょうど良いと思っているし、それぐらいしか持っていない。
例えば、今大地震が起こって、家屋全壊、逃げなければならない時に、何を持っていくか考える。その荷物でひと月なりふた月なり暮らすということを考える。40リットルとか50リットルのザックひとつ分の荷物。それを基準に洋服も買う。食器や生活用品を買う。そうすると物の買い方が変わる。
雇用促進住宅なんてあるけれど、今のように2DKとか2LDKなんて間取りではなくて、4畳半とか6畳一間の寮とかドミトリー方式の部屋を作って、そこを拠点に就職活動出来るようなシステムも存在していいのではないかと思った。雇用促進住宅だけではなくて県営市営住宅にもそういう間取りがあって単身者でも入居できるようにしたほうが良い。
正月早々空き缶を拾うホームレスを見ていてそう思った。そしてなぜかうらやましいと思った。生きようとする力強さみたいなものが感じられたから…。
3日の昼に餅を食べた。8個食べた。元旦2日といつものようにカップ麺とオニギリの夕食だった。それはそれで特に悲しいとか寂しいとか思わなかった。おせちを食べたければ買えば良いだけのことなのだし。買ったとしても例のグルーポン事件のようなことになれば正月早々嫌な思いをするだけだろうし…。
昼間からの酔っ払いが訳のわからぬことを言って絡んでくる。呂律が回らないほど酔っていて行き場所を聞き直すと怒鳴りだす。「何度も言わせるなよ」と。料金が高いと文句を言う若者。タクシー慣れしていない人たちが酔いにまかせて乗ってくる。一本道が違えば「遠回りした」とクレームの電話…。
交通状況、信号のタイミングでワンメーターなんて違うのが当たり前なのだ。タクシー料金なんていつも同じではない。時価なのだ。寿司屋では「高い」とクレームも言えないくせに。
それでも仕事があるだけありがたいのだろうか。ストレスの対価が給料なのだろうか。人生は、いや労働とは、修行、苦行。その先には老後という浄土が待っているというのか。
面倒くさい。欲しいものなどない。
眠る場所と飢えを満たすだけの糧さえあればいい。
そう思うことも欲なのだろうか。
ホームレスになったらなったで傘を何本も持ち、空き缶を一個でも多く拾おうとし、自分の場所を確保しようとする欲からは解放されないのかもしれない。そして持ち物が多くなったら公園にテントを張り定住するのかもしれない。
病気になったら、歯が痛みだしたら。ポックリと死んでしまうのならば良いのだけれど、痛みに耐えるのは嫌だ。きっと痛んだら「助けて」と叫ぶに違いない。「手術してくれ」とか「殺してくれ」と怒鳴るに違いない。そういう欲が必ず生じる。
朝めざめた時に生きている悲しさ。それよりなにより、腹が減ることが悲しかったりする。
新年だ。今年は良いことが…。なくてもいい。苦しみや痛みや哀しみさえなければ、それでいいのだけれど…。
蒼井優さんからの年賀状

1件のコメント

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     あけましておめでとうございます。年賀状も、一段落しましたが、自分のクビが、つながるのかが心配です。(次の契約は3月までです。)全く、飼い殺しです…死にたくないですね…

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