豊橋の梅

また梅の花が咲いた。また春が来た。
なんて去年も書いたのだけれど、というか、毎年そう思っていて、写す写真も毎年似たようなものばかりで、いつどこそこで咲いていた梅の花なのか、なんてことはフォルダーに入っている前後の写真を元に手繰っていかなければ確定できないような状況になっている。ということはやっぱり「また梅の花が咲いた。また春が来た。」なんてことなんだろうと考えている。
梅の花の背景に何かを入れて、例えば向山公園だったら茶屋とか東屋なんてのを入れると、写真から場所は分かるとしても、それがいつのものなのかなんてことまでは分からない。となると、想い出なんてのは連続した記憶の一コマなのだろうなあ…。
そんなことを考えて梅園を歩いていた。
そうなるとこういった一枚が「豊橋の梅」ってことになるのかなあ…。なんて一枚。
豊橋の梅
豊橋の市章入りの下水蓋に集まった梅の花。
人も見ぬ春や鏡の裏の梅(芭蕉)
人も見ぬ春や地べたの上の梅(田原笠山)

5件のコメント

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    名古屋の短歌好きさん、こんばんは。
    まあ、ボクなども底の蟻なんでしょうけれど。
    すっかり春になりましたね。

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    この記事を呼んで尾崎放哉を連想しました
    炎天の底の蟻等ばかりの世となり
    たつた一人になりきつて夕空

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    >元フレームさん
    どうも。桜もなんですが、まあ、人は落ちた花びらなんてものには興味がないようで、平気で踏みつけて歩いてたりしますし…。
    >50歳名古屋さん
    ボクはあの時が五台山は二度目でした。20代初めの頃に訪れた時には、遍路なんてものには興味もなかったのですが…。
    大河ドラマ「平家物語」の影響で四国へ訪れる人もまた増えているのかもしれませんね。
    あの日、そうそう、スズキミートのカレーライスを食べて、そうして土佐電鉄のベンチで野宿したなあ…。次の日の清滝寺で膝を痛めて…。
    ボクももう一度ゆっくりと遍路をしてみたいと思っています。

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    3月2日高知に行ってきました。五台山の牧野植物園を訪れた折、ガイドさんが「ここは遍路道ですよお」と教えてくれました。竹林寺へ向かう道程ですが、とても素敵な道でした。田原さんの遍路ブログにもほんの少しですが登場しますね。この歳で生まれて初めて、しかもたった一日の四国訪問でしたが機会があればまたじっくりと訪れてみたいです。

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    上手いですね。

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