柳亭市馬師匠がやって来た

秋刀魚で一杯やりたくなった。
家にたどり着いてすぐにシシャモで一杯やっている。酒は蓬莱泉だ。柳亭市馬師匠の演目は「目黒のさんま」と「らくだ」だった。季節ものと言えば季節もの、こうして秋刀魚で一杯と急いで家に帰る客がいるのだから…。
柳亭市馬師匠とは同郷で、他にも多少の縁があったりで、贔屓とまではいかないのだけれど、気になる噺家のひとりなのだ。その市馬師匠が音羽に来るということで、いざ鎌倉みたいなもんで、電車に揺られ、走ったり迷ったりで、行ってきた。
柳亭市馬師匠独演会チケット
豊川市は文化的イベントに積極的なようだ。先月は市川仁左衛門さんが来たり、来月には権太楼師匠の独演会があったりで…。今年が特別なのか、毎年こうなのか?あるいは市町村合併で各地域ごとの競争みたいなものがあるのか…。
豊川市長選
ちょうど市長選の投票日で(実はそのことを知らなかったのだけれど)、独演会のあったウィンディアホールも投票所のひとつで、この日にイベントをすることによって投票率が上がるということを狙ったのか、なんて考えたのだけれど、まあ、そうなる政治を意識してしまうような演目を避けなけれあならないからなあ、なんてことも考えた。う~んと、だから「目黒」や「らくだ」になったのかなあ。
名電赤坂駅
豊橋駅から名電赤坂駅までの直通電車はない。実は今日はじめて知った。国府駅で乗り換えなのだ。まったく、タクシー運転手という職業なのに、そんなことも知らないで…。結局、開演30分前に赤坂駅に到着。
てか、名電赤坂駅、上りと下りで改札口が違うってのはどうよ?普通はひとつの改札で、中でホームの移動ができるってもんだけれど、ここ違う。だもんで、帰りは上りの改札で切符を買って入場。「あっ」なんて気が付いて、再度退場して、切符を買いなおして下りホームに入場…。
豊橋までの340円を二度も買う羽目に…。無人駅だし…。
きっとボクと同じような失敗をする人が多いはず。名鉄、なんとかしろ。30分に一本の電車に乗り遅れそうになる場合には、悠長に考えてる暇はないのだ…。
名電音羽からウィンディアホール
行きはよいよい帰りは恐い、で、名電赤坂駅から国道一号線を横断して徒歩5分、会場のウィンディアホールに…。音羽文化ホールってほうが地元の人には分かりやすいのかなあ。ウィンディアホールにフロイデンホール(小坂井)、ハートフルホール(御津)なんて市町村合併によって改名したことは、どうなんだろう、よかったのかなあ…、なんて10分ぐらい考えた。
ウィンディアホール
その会場。綺麗だし、サービスも満点。落語にはちょうどいいスペースのようにも感じた。前の席だったので、後ろの方はどうだったのかは分からないけれど。
名古屋鉄道
まあ、そんなこんなで、秋の日はつるべ落とし…。家に辿り着いて、シシャモで一杯やっていたら、もうちびまる子。
もう湯豆腐なんて季節だなあ、なんて考えていると、どこかから花火の音。お祭りの季節でもあるなあ。と、もうすでに酔っ払っている。たかだか二合ぐらいでさ。

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