Toyoはしごナイトがイマイチなたったひとつの理由
今年も5月19日に「豊橋駅前をみんなではしごしよう!!」ということで行うらしい…。
ほとんど興味がないし、チケットはタクシーで利用できたとしても市内客が多くて、ボクの住むタクシー業界はその恩恵にほとんど与ることもない。
おまけに平日開催なもんだから「みんな」も電車やバスのある時間に、それら公共交通機関を利用して帰ってしまう。
ついでに言えば金を使うような「みんな」でもない。
飲食店は暇な月曜日にやってもらわなければ「困る」というのが実情での月曜日開催なんだろうし、ボクの暮らすタクシー業界なんてのも週末開催だと「困る」んだ。
だって週末の広小路や豊橋駅は神立ちしていて、はしごナイトのチケットを持っている「みんな」がタクシーを使えない状況になって迷惑をかけるし、そのチケットを振りかざして「おお、この落し前どうしてくれるんだ」なんて酔った「みんな」が暴れるなんてこともありえるし…。
平日の暇な時間に開催してくれるのはほんとうにありがたい…。どうせなら日曜から木曜日の五夜連続で「はし5ナイト」なんてどうだろう?(「はし5」ちょっと照れるね:)
で、タイトル「Toyoはしごナイトがイマイチなたったひとつの理由」は、その「みんな」にある。結局、平日の夜に「みんな」で飲みに行ける人なんてのは限られている。友だちや彼女/彼氏、家族や兄弟姉妹…、でもね、ボクたちの多くは「ぼっち」なんだ。
世の中の多くのイベントは「みんな」を対象にしている。このはしごナイトも正々堂々と「みんな」を一面に押し出している。
それはそれで良いのだけれど、じゃあ「みんな」で参加できない人たちはどうするんだろうか?そういうことを考える主催者はいるのだろうか?
というか、そういうデリカシーのある人がひとりでも実行委員にいれば、もう少しひとりでも参加できるような、そんな雰囲気のある、ワビサビという日本的な、あるいは寄席的なはしごナイトというイベントになったのではないかと思うのだ。
結局「みんな」なのだ。主催者側も参加者側も。
そしてなにかちょっとオシャレで明るくポップで小奇麗な感じのするものに仕上げようとしている。
それはそれで、それが趣旨なんだろうから良いとしても、新しく入社した入学したまだ友だちもいない人たちや、ボクのような孤独の中に生きている男や、非正規・期間従業員のように友だちや仲間が出来る環境にいない人たちにとっては、とっても行きにくい「イマイチ」なイベントなんだ。
そうして結局は、「公務員やホワイトカラーだけの参加を意図したイベントだら」なんて陰口を言われるようになる。
まあ、それもそれで良いのか。
ぼっち側のボクの意見はそんなんだけれど、参加店舗の人たちは「またやってくれ~」なんて思っているのかなあ。そっち側の意見が聞こえない、というか、言いたくても言えない、まるでフードポルノのように「お店の人に快諾を得ました」なんて断れない状況ってものがある、なんてことではないのかと、ふと思ったりしている。
とにかく、はしらでナイト2014、5月19日16時から開催なのだ。