いすゞ自動車の臨時従業員

期間従業員ではなくて臨時従業員なのだ。
どこがどう違うかというのをトヨタ自動車と比較すると
初めての人が三か月契約する場合
トヨタ
日給9200円
満了慰労金30500円
満了報奨金61000円
食費補助10000円
赴任手当10000円
赴任帰任手当あり
寮費無料
いすゞ
日給9000円
満了慰労金210000円
食事補助20000円
赴任帰任手当あり
寮費無料
単純に月21日間働いたとして3か月間の総額は(赴任・帰任旅費別)
トヨタ=691100円
いすゞ=797000円
いすゞ自動車は4月23日までなら「早期赴任手当」150000円が付いているので、947000円もの金額を3か月で得ることが出来る。(トヨタも付いているけれど100000円)
期間従業員なんて中途半端な雇用で、将来ある若者を長期間拘束し続けて使い物にならなくする奴隷システムよりは、3か月と割り切って「夏休みのアルバイト的」な雇用方式のほうが良いように思う。中には「正社員への登用あり」なんて甘言に釣られて一生をダメにする若者もいることを考えると、こういった短期間での採用のほうが良いのではないのか。
季節工が通年工になってしまい、期間工が長期工になってしまって、この国の若者を非正規という雇用の調整弁として扱い格差を固定化してしまったことがこの国の不幸の始まりなのだから、労働者が非正規という場所から脱出できる仕組みのほうが良いのではないかと思う。だいたいアルバイトなんてのはそういうものだったのだ。
トヨタがこの春、期間従業員の日給を200円上げたとしても、非正規という被差別集団にこの国の若者を追いやりそこから抜け出せなくする罠を拡げたぐらいにしか見えない。被差別期間は長くなり、もう固定化するに至ってはシアワセなんて人としての権利さえも奪われてしまっている。非婚率は上昇するばかりで、孤立化する社会では、犯罪は狂暴化する。
それでもこの国の経済を、というかこの国を支えているのは自動車産業なのだから、その自動車産業のために死ねるのなら本望か。そういう思想の持主が増えているということなのかもしれないね。だから誰も何も言わずに、黙々とお国のために「欲しがりません勝つまでは」と、忠君愛国、滅私奉公ってことなのだろうね。
まあ、とにかくこれから期間従業員に、なんて考えている人は、いすゞ自動車の臨時従業員がお得かな。
いすゞ自動車株式会社 – 募集要項
期間従業員案内
いすゞ自動車臨時従業員募集

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