マナーの悪い乗客はタクシー運賃が高くなります

マナーの悪い乗客が年末に多くなる理由は、忘年会で酔っ払うからね。それにタクシーを使い慣れていないもんだから、車内が緊張する。緊張した場は、ちょっとしたことで争いになる。という年末が終わった。

そんな年末の忙しさから一転、暇な日が続く。

25日の給料日までは年末年始や成人の日三連休での出費により、緩みっぱなしだった財布の紐を締める人が多いのだろうから、タクシー業界だけではなくて消費自体が冷え込む時期なんだろう。この寒い天気と同じようにね。

土曜日の「情報7days ニュースキャスター」で「カメラが捉えた“人間交差点”年末年始のタクシー」なんて特集をやっていた。

「てめえこの野郎」という女性

その中でタクシーの女性客の品のなさを取り上げていた。「てめえこの野郎」なんて下卑た言葉を使って運転席を蹴るなんて女性客が映し出されていたし、確かにそういう客がいることも聞いている。マナーが悪い乗客、というよりも、壊れた乗客。もちろん人間として壊れた…。

女性酔客は男性にはない(男性よりも)冷酷さや執拗さで、タクシードライバーの人格までも攻撃する。そしてセンターにクレームを入れてくるのも、どうも女性の方が多いと聞く。

男性客はその場でドライバーに言うけれど、それが怖くて出来ないから降車後に電話をするということなのかもしれないのだが。

お客様は神様ですか?

相変わらず「お客様は神様だ」なんて人も多い。

神様ごっこ。クレーマーの増加は、その神様意識が増幅しただけのこと。

タクシー運転手だって次は「神様」の前で「神様」になる。

消費社会における神様循環、国民総神様の時代なのだ。志の輔師匠の「みどりの窓口」なんて噺はそこのところを巧く描写している。
みんな疲れている、そして、みんな他人を追い込む。

マナーの悪い乗客は運賃が高くなります

「マナーの悪い客はコーヒーの値段が高くなります」なんてフランスのカフェのことが話題になっていたのだけれど、値段が高くならないまでも、結果的には利益よりも不利益になるほうが多いと思う。その前に人としての値段が低くなる。

「マナーの悪い客はコーヒーの値段が高くなります」フランスに斬新なカフェが登場

タクシーだと、ちょっとばかり遠回りされ、ワンメーターなんて余分に支払うようになるかもしれない。

それぐらいは出来ると思う。ついでに言うならば、運転席を蹴ったりしたらそのまま警察に直行し「器物破損」「暴行」「恐喝」なんてことになるかもしれない。密室であるということは逆にドライバーに有利に働くこともあるということを解ったほうが良い。

「コーヒー1杯」7ユーロ(約1000円)
「コーヒーを1杯いただけますか」4.25ユーロ(約600円)
「こんにちは(おはよう・こんばんは)。コーヒーを1杯いただけますか」1.4ユーロ(約200円)

という値段設定だそうなんだけれど、

「豊橋駅」1メーター800円
「豊橋駅までお願いします」1メーター680円(これが正規)
「こんにちは(おはよう・こんばんは)。豊橋駅までお願いします」1メーター500円

ついでに、到着後に「ありがとうございました」を付け加えると、更に10%オフなんてことに…。

でも、態度が悪くてその言葉だけを台詞のように言われてもなあ。(それをしゃべる「タクマナくん」なんてアプリなんてのが開発されても困るけれど)

とにかくもうとっくに、それも物々交換の時代から、マナーの良い客のほうが得をしているのだ。

カメラが捉えた“人間交差点”年末年始のタクシー マナーの悪い乗客
情報7days ニュースキャスター
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タクシー怖い

3件のコメント

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    どうも。
    気に入らない客、という範疇をどう定めるか、というかタクシーでは乗車拒否できる客を法で定めていますけれど、正当な理由、合理的な理由がないと、もめたりして、国交省へのクレームになったり…。
    まあ、結局、拝金主義みたいなもの「金を出している」なんてものがあるのかなあ。それにサービスが無料だって勘違いしていることも。
    サービス料がないのだから、サービスなんてする必要もなかったり、チップなんて文化もないんだから、そういう付加労働、あるいは精神労働なんてことをする必要もない、なんて思ったりもします。
    まあ、全体にサービス過剰気味なのかな。それを差別化と言ったりして、当たり前になるのもいかがなものかと思ったりもしています。

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    部屋がロフトで暖まらない@元シニアです。
    「お客様は神様」
    この言葉ってお客が売る側を見下しているとしか思えないんですよね。
    「最低限のマナー」というコモンセンスがありその上でサービスに対しての対価なので、気に入らなければ「利用しない」、サービスに対してお金を出せないのであれば「お断り」でいいのではないかと。
    (選択肢がない場合は別ですが・・)
    外国みたいに日本もTPOに合わせて客層を選ぶのを始めてはどうでしょうか。
    極端な話、グリーン車は子供お断りでいいのでは?
    走り回ったりうるさいのは勘弁です(体験談)
    権利や自由、平等・差別ばかり前面に押し出して、義務・責任が表裏一体ってのがないんですよね。
    失礼いたしました。

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    店に対して客は絶対的に偉いか・・×
    常に対等だとは思わないが絶対的ではない。
    店が気に入らない客を断る権利はあるか・・基本○
    たまに店に客を選ぶ権利はない!などと言う客は居るがそれは間違い。
    店にも自由に営業する権利はあり他の客や従業員の迷惑になるような相応しくない客を排除するのは当然。
    但し断り方によって問題になる可能性はあり。たとえば国籍身分など。
    客と店との関係でいえばたまに自分は金をたくさん使ってる、付き合いが長い・・だから優遇しろ!と言う客も居るがこれもおかしい。
    上客かどうかを判断するのはあくまで店であり客が決めるものではないから。
    店や従業員は客からの売上で食べているのは事実だがそれと同様に客も店があるからこそ生活が成り立っている。
    どうもこの辺りのバランス感覚が崩れているように感じます。

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