カーフリーデーを休日に実施しても・・・

「Car Free Day」、できればタクシー運転手の休日にしてもらいたいと切望しているんだが、公共交通機関の末端に位置するだろう業界なので、このような催しの日には忙しくなる。(と言っても規制されたりするわけではないので、道路はいつもの日曜日だったのだし、売り上げもいつもの連休中日だったのだけれど)
「Car Free」車から解放、それはとても難しいことで、これまで政策として行われてきた、郊外型ショッピングセンター誘致や、埋立て地工業団地、それに市民病院までも郊外に移転させておいて、いまさら「自家用車に頼らない日常生活」なんてことを声高にアナウンスするってのも破廉恥、いや自縄自縛、マッチポンプなんて思ったりもするのだが。
どうせ生産活動、経済への影響が出る平日にはそんな催しは行わないのだろうし、そんなことに協力してくれるような企業もいないだろうし、市役所職員だって自家用車通勤で、自家用車に頼らないでも良い日をチョイスして、というか、ほとんどの人が頼ってない日に、自家用車に頼らない日を実施しても…。
クルマ最優先の社会構造を考え直し、それに繋がる環境について考えるきっかけになれば良いのだけれど、現状ではクルマに頼らざるえ得ない日常生活を余儀なくさせられているというのが実態で、それにいくら個人的に環境を考慮して自転車通勤なんてのをして頼らない生活を送ったところで、なにかと引き換えなければ(例えば不便さとか)ならないだけで、それは環境のためとかというよりも、多くは経済的事情だったりする。
また自転車通勤する人が増えても(市職員における「とよはしeco2kin運動」の積極的実施なんてのも)、それに対応するインフラが整備されていないくて、市役所周辺の豊川方面へ通学する学生と市役所職員の自転車による交通渋滞ってのもボクたち運転手にとってはとっても悩ましい問題で、右左折信号の時間調整を通勤時間帯で行ってもらいたい。
雨の日もその2kinをするハードコアな人なんてのはそんなにいなのだから、結局は信号の調整どころかインフラ整備なんてのはきっと中途半端なものに終わる。
本気でそういう問題に取り組むのならば、企業を巻き込んで、例えばパタゴニア社が実施しているようなプログラムや「B2WW(Bike to Work Week)」(#2金、じゃなくて2kinよりはずっとカッコイイネーミングだよ)なんてのをしっかりと実施したほうが良い。
多くの企業はガソリン代や定期代として通勤費を支払っているのだけれど、「とよはしeco2kin運動」なんてことならば、逆に自動車通勤の人よりも自転車通勤の人に通勤費の分配比重を多くするべきだと思う。そしてこれまたキチンとそういった運動を謳うのならばその効果を公表して、率先垂範する市役所の姿を見せてほしいもんだと思う。それが正しい税金の使い方なのだ。
ただこんなことやってますよ、なんて小学生でも思いつくようなことを、これまた得意の「ええじゃないか」にかぶせて「2金、じゃなくて2kin」なんてネーミングで「どや」顔されてもね:P
#kinってのはなんの意味で「kin」なんだろうね。まさか、金玉の金ではないだろうし。ってお下品か。んじゃ「田中はeco1kinだね」なんて太田さんが突っ込みそうだけれど。そんで女性は「ecoWman」か?
また改めて書くけれど、豊橋や田原、ようするに自動車城下町ってのは「自家用車に頼らなくても日常生活に支障がない」と言う前に「自動車に頼らなくても市政に支障がない」と言えないところが、こんなプログラムの痛いところなんだけれどね。
それに豊田英二氏が亡くなられた時に「名古屋にどえりゃ~税金を納めていただいた。葬式にも参列したい」なんて河村某なんて下品な首長もいるような土地柄では、税金をどえりゃ~納めてくれる人が偉いんだから、「Car Free」なんてのは、さらに難しい問題だと思うんだが…。

パタゴニアは社員の二酸化炭素排出量を削減するとても前向きな取り組みをしている。ドライブ・レス・プログラムは会社までの往復の通勤方法を記録し、徒歩、公共交通機関、自動車の相乗り、そしてもちろん自転車通勤をする社員には金銭的報酬を与えるプログラムだ。
防いだ自動車通勤の回数:109,994
削減した自動車走行距離:1,085,036キロ
削減した二酸化炭素排出量:224,125キロ

パタゴニアの遅ればせながらの自転車通勤週間 – パタゴニアのブログ「クリーネストライン」
ええじゃないか豊橋カーフリーデー2020を開催します/豊橋市
河村たかし市長 豊田英二氏死去のコメント

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